株式会社システナ
社内に散在するデータを連携し、経営データを可視化
社内に散在するデータを経営計画に有効活用したいが、それぞれのデータの連携が取れておらず実現できない。そうした問題はどのように解決していけばよいだろうか？
システムの企画・設計・開発を手掛けるシステナでは、自社開発によるクラウドDBで経営データの可視化を図っていたが、各種システムとDBは未連携か手動連携という状態であった。経営データの見える化を目指す同社では、最新データを活用できる環境を構築すべく検討を開始した。同社の課題解決プロセスをご紹介する。
課題
システナはクラウドデータベース「Canbus.」を提供しており、自らもCanbus.を使用して経営データの可視化を図っている。しかし、システム運用やデータ活用は部署ごとの独自ルールで行われており、社内の各種システムとCanbus.は未連携か手動連携だったため、最新データを用いた分析が難しい状態であった。また、就業／会計システムなどとも連携するため、法改正などに迅速に対応する必要があった。
解決方法
そうした課題に対し、同社ではノーコードで扱えるデータ連携ツールを導入。GUIで直感的に処理を実行できること、また開発効率向上のさまざまな機能を活用することで、想定した工数を3分の1削減できた。各機能単位で処理を分割して作成し、全ての処理を同じ構成にすることで保守も容易になり、またエラー処理やメール通知などは共通処理化し繰り返しの開発を不要にした。JSONの扱いもアダプター化し、処理の作成が容易となった。
効果
就業／人事／会計システムやパートナー契約情報をCanbus.に連携させたことで、最新データを基に、就業状況やプロジェクト稼働状況、損益計算などをCanbus.上で確認できるようになった。フローに修正が必要な場合でも修正箇所を探しやすく、対応が容易になった。また、連携処理の自動化により出社が必要な業務を減らせたことで、リモートワークの推進支援にもつながった。
事例概要
| 企業規模 | 企業規模問わず |
|---|---|
| 課題 | 業務自動化 |
| 業種 | 情報サービス業 |
| 部署 | 情報システム部門（運用系） |
| 地域 | 国内 |
| 導入年 | - |
提供企業・製品
導入製品名：ノーコードのデータ連携ツール「ASTERIA Warp」
提供企業：アステリア株式会社
掲載日：2021/06/28
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