
TIS株式会社
データ活用に必要となるデータの連携を工数を抑えて実施するには
さまざまなデータを統合的に利活用するために必要なデータの連携。開発工数を抑えて迅速・効率的に行うにはどのような手段が有効か。企業の事例から解説しよう。

システムインテグレーターのTISでは、自社が提供するデジタルマーケティングソリューションの中核となるデータ統合基盤サービスにデータ連携機能を組み込むことを検討していた。利用量の増大に応じた規模の拡張や、多様なデータソースへの容易なアクセスといった必要な要件を、同社はどのように解決していったのだろうか。
課題
TISでは自社が提供する「データ統合・利活用プラットフォームサービス」にデータ連携機能を組み込もうとしていた。要件として、サービスの基盤となるAWSで利用でき、利用量の増大に応じて柔軟に規模を拡張できること、コーディング不要で企業内外のさまざまなデータソースに容易にアクセスできることが挙げられた。これにより同社では統合データの構築と整備を迅速かつ効率的に行えるサービスの提供を目指していた。
解決方法
同社はデータ統合の仕組みを個別に開発するのではなく、データ連携ツールを採用。複数のサーバのメモリ上にデータを分散管理して並列に処理できる技術を装備しているため、拡張も容易であった。さまざまなコネクターが用意されているので、各種データソースと接続する部分を手組みで開発する必要がない。また、利用者がデータを投入するためのGUIの仕組みを作成することで、データ取り込みのスピードアップも実現できた。
効果
データを取り込むまでの準備期間が短縮され、顧客へのサービス提供が迅速化。スピードを求める顧客に、インテグレーションにおける時間短縮と費用削減という価値を提供できるようになった。また、サービスの一部としてデータ連携機能を含めることで、営業面では、データ連携機能を個別に見積もる必要がなく、月額固定費用の中で提供できるので顧客に提案しやすいというメリットも生まれてきたという。
事例概要
企業規模 | 企業規模問わず |
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課題 | 顧客接点拡大 |
業種 | 情報サービス業 |
部署 | 情報システム部門(開発系) |
地域 | 国内 |
導入年 | 2018年 |
提供企業・製品
導入製品名:Magic xpi Integration Platform
提供企業:マジックソフトウェア・ジャパン株式会社
URL:https://www.magicsoftware.com/ja/integration-platform/xpi/
掲載日:2021/08/17
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