株式会社トリドールホールディングス
丸亀製麺のDX事例、各種SaaSの連携を効率化して作業時間を短縮
業務分野別にシステムを導入する場合、マスターデータの同期などさまざまなデータ連携が必要になる。そうした作業の工数を削減し業務効率化を実現できた事例を紹介する。
讃岐うどん専門店「丸亀製麺」などを傘下に持つトリドールホールディングスでは、会計や人事など各種SaaSを導入したことから、SaaS間でデータを連携させる必要が生じた。例えば、ユーザー・店舗・商品のマスターデータの同期や、売り上げや費用などのデータを会計システムへ連携させることなどである。これらをどのように効率化できたのか。
事例概要
トリドールホールディングスでは、既存のレガシーシステムをSaaSに移行した際、会計や人事など10種類以上のSaaSを導入したため、それらの間でのデータ連携が必要となった。
連携の目的は2つあった。1つは、売り上げや費用などのトランザクションデータを各SaaSから会計システムへ連携させることの自動化。もう1つは、同じ情報で全システムが正しく動くよう、ユーザーや店舗、商品のマスターデータをシステム間で確実に同期させることである。これらに向けてデータ連携基盤を選定し導入した。
その結果、同社傘下の全国約1000店舗における月1回の人事異動に伴う、ユーザーマスターの変更作業にかかる時間が1週間から1~2日に短縮された。また決算につなぐ会計処理も6営業日から3営業日に短縮され、チェックに使える時間が増えたことで精度を高められるようになった。
全システムのアクセス権限を一括変更できるよう、IDを管理するMicrosoftのAzure AD(Active Directory)とも連携。運用工数の削減に加え、権限変更の正確さが担保され、記録も残せるようになった。
事例概要
企業規模 | 企業規模問わず |
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課題 | クラウドへのシステム移行 |
業種 | サービス業 |
部署 | 情報システム部門(運用系) |
地域 | 国内 |
導入年 | - |
提供企業・製品
導入製品名:Magic xpi Integration Platform
提供企業:マジックソフトウェア・ジャパン株式会社
URL:https://www.magicsoftware.com/ja/integration-platform/xpi/
掲載日:2024/07/06
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