SI事業のBP発注を一貫して把握、ガバナンスを確立し業務を効率化

株式会社キューブシステム

SI事業のBP発注を一貫して把握、ガバナンスを確立し業務を効率化

SIerのキューブシステムでは、プロジェクトごとの発注件数が膨大で、見積もり依頼から検収までの一貫した状況把握が困難だった。IT企業に特化した購買管理製品で対処した。

  • 法規制・CSR・ガバナンス
  • 情報サービス業
  • その他管理部門
SI事業のBP発注を一貫して把握、ガバナンスを確立し業務を効率化

独立系システムインテグレーターのキューブシステムでは、プロジェクトごとに採算制をとっているため発注件数が膨大で、見積もり依頼から検収までのプロセスの管理・追跡が困難だった。そこで、IT企業向け購買管理システムを導入。一貫した状況把握が可能となり、ガバナンスを確立できた。発注書へのなつ印や郵送といった手間も無くなった。

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課題

 キューブシステムでは社内に購買部がなく、プロジェクトごとに採算制をとっている。プロジェクト単位で複数発注をしていることから件数が膨大で、見積もり依頼から検収までのプロセスを一貫して管理・追跡することが困難だった。かつては見積もり依頼をしないまま発注してしまうケースも見受けられ、外部から見ると買いたたきなどと捉えられる可能性があった。発注における一貫性の欠如はガバナンスの意味で問題になっていた。

解決方法

 モノの購買管理ではなく、ソフトウェア・サービス業に特化した購買管理のシステムを導入した。同社はプロジェクトごとの採算制であるため、発注権限のあるメンバーの数は3桁にのぼる。一方で、発注の承認には5段階のレベル設定を必要とするなど、同社特有の事情があった。そこで、同システムを業務に合わせるために、システムが持つ1つ1つの機能の確認や精査、改修要否の判断などを経て、カスタマイズして導入した。

効果

 見積もり依頼から検収までのプロセスが可視化され、一貫した状況の把握が可能となったとともに、ルールの順守が徹底されるようになり、購買業務におけるガバナンスを確立できた。また、紙の書類のやりとりが電子化されたことで、毎月の発注書へのなつ印や郵送といった手間が無くなり、業務が効率化された。今後は蓄積した購買関連データを戦略的に分析・活用して、協業相手との連携強化に生かすことなども検討するという。

事例概要

企業規模 企業規模問わず
課題 法規制・CSR・ガバナンス
業種 情報サービス業
部署 その他管理部門
地域 国内
導入年 2017年

提供企業・製品

導入製品名:IT企業向け購買管理システム「BP-LINKS」

提供企業:TDCソフト株式会社

URL:https://www.tdc.co.jp/product/bp-links/