学書
帳票出力エンジンの採用で2日間必要だった印刷作業が数時間に
学書では、請求書の出力に2日間を要することもあったが、プリンタをマイグレーションしたことで大幅短縮。数時間で出力可能になり、コストなども削減できた。
学書は、IBM i上で構築した基幹システムと専用のドットプリンタで、20年来、請求書と納品書を印刷してきたが、出力に2日間かかるなど、負担が大きかった。帳票出力システムに「Create!Form」を採用し、オープンプリンタを導入したことで、作業時間が数時間に短縮されたうえ、帳票のデザイン変更も社内で自由に行えるようになった。
課題
学書は、20年来IBM i(AS/400)上で構築した基幹システムとIBM i専用のドットプリンタで、請求書と納品書の2種類の伝票を印刷していた。取引先は約5万社、アイテムも千種類に及び、月平均の出力枚数は請求書で約6000枚、納品書は数万枚に達していた。また、連続帳票の切り分けなどの後工程作業にも時間と労力がかかり、請求書の出力業務に2日間を要していた。帳票のデザイン変更もサポートベンダーへの依頼が必要だった。
解決方法
システムに依存しないオープンプリンタを導入できる環境を構築することで、出力業務の負荷を軽減し、業務の効率化と迅速化、コスト削減と柔軟なオペレーション環境を実現するために、3社のサポートベンダーに提案を依頼した。その結果、IBM iと連携した帳票出力システムの構築・稼働実績が豊富で、CSVファイルを出力する仕組みを追加するだけで、基幹システムへの影響を抑えられることなどを評価して「Create!Form」を採用した。
効果
請求書の出力業務が2日間から数時間に短縮され、後処理も不要になったことで、作業時間の大幅短縮と労力の削減を実現できた。これまで用意していた連続複写用紙が不要で、一般的な単票用紙やシール用紙などを利用できるため、コストや管理費の削減効果もあった。また、帳票のフォームやデザイン変更を社内で行えるため、請求書に一言書添えることもできるようになった。今後は、保存用帳票のPDF出力環境の構築も検討する。
事例概要
企業規模 | SOHO向け・SMB向け(100名以下) |
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課題 | 業務効率化 |
業種 | 教育業・学習支援業 |
部署 | 情報システム部門(運用系) |
地域 | 国内 |
導入年 | - |
提供企業・製品
導入製品名:Create!Form
提供企業:インフォテック株式会社
掲載日:2019/12/25
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