旭化成メディカル株式会社
グローバルでERPを統一し、分散していた経営情報を一元管理
海外拠点を持つ企業では、国ごとの商習慣や法律の違いからシステムがサイロ化してしまうことが少なくない。グローバルな情報を集約し、迅速な経営判断を実現する方法とは。
7拠点の海外関連会社を持つ旭化成メディカルでは、各現地法人の経営情報を生産計画に反映させたいと考えていたが、拠点ごとにERPシステムを導入していたため、情報の一元管理ができずにいた。さらに、システム統一に際しては現地従業員との細かいコミュニケーションも必要であった。同社の業務改善のプロセスをご紹介する。
事例概要
海外関連会社を7拠点展開する旭化成メディカルでは、各現地法人の経営情報や在庫情報を正確に把握し、その情報を生産計画へ活用することを目指していた。しかし、各拠点でERPが個別に導入されていたため、経営情報や在庫情報が分散化しており、全社統一でのリアルタイムな情報共有ができなかった。また、システム統一の際に海外ユーザーからの反発も予想されたことから、言語的なサポートも可能なベンダーを選定する必要があった。
そこで同社では、グローバルIT戦略の一環として、バイリンガルな対応も可能なベンダーの支援のもと、グローバル対応可能なERPシステムを導入。現地スタッフとの丁寧なコミュニケーションによりスムーズなERP統一が実現し、グローバルでの経営情報の収集が可能になった。さらに、BIツールとのデータ連携により、サプライチェーンの可視化にも成功。従来までのExcelを使った煩雑な処理業務からも解放され、高精度の情報に基づいた経営判断が可能となった。
事例概要
企業規模 | 大企業向け(1001名以上) |
---|---|
課題 | グローバル展開 |
業種 | 医療業・福祉業 |
部署 | 製造部門・生産管理部門・品質管理部門 |
地域 | 海外 |
導入年 | - |
提供企業・製品
導入製品名:Dynamics NAV(現Dynamics 365 Business Central)
掲載日:2024/03/01
掲載内容は掲載日、更新日時点のものです。変更となる場合がございますのでご了承下さい。