グローブライド株式会社
多言語対応ERPの導入により輸出入にかかる業務を効率化
グローバルに事業を展開する企業では、変動する市場ニーズへのリアルタイムな対応が必須となる。輸出入にかかる作業を効率化、迅速化に成功した企業の事例を紹介する。
グローブライドではアジア販社と日本国内の本社間を共有するシステムがなく、輸出入業務はメールやFAXベースで、オンラインシステムへの入力も手作業だったため、時間的なロスが課題となっていた。また、在庫の一元管理ができなかったため、アジア販社からの注文に対するレスポンスも遅かった。そうした課題を同社はどのように払拭できたのか。
事例概要
スポーツ用品を幅広く手掛けアジアを中心に国内外に販売会社を持つグローブライド。日本本社のシステムは輸出入業務を含めてメインフレームを基本として動作していたが、アジア販社と本社間で共有できるシステムが存在していなかった。輸出入業務はメールとFAXをベースとしたアナログな手法をとっており、手作業でオンラインシステムに入力していたため、次第に作業が煩雑になり、業務負荷も大きくなっていた。
国内外で同一製品を扱っていたが、在庫管理がシステム化されていなかったため在庫の調整や有無の確認を共有できず、アジア販社からの注文に対するレスポンスが遅いことも課題であった。
そこで同社では、メインフレームおよび現地システムをグローバルで連携できるERPシステムを導入。これによって受発注がシステム化され、業務工数が大幅に削減された。発注履歴がシステムに残るため、ミスや漏れの特定も容易になり、また在庫情報が可視化されたことで注文に対するレスポンスが改善され、出荷の迅速化、売上向上にもつながった。
事例概要
企業規模 | 大企業向け(1001名以上) |
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課題 | グローバル展開 |
業種 | 製造業 |
部署 | 営業部門・販売部門 |
地域 | 国内 |
導入年 | - |
提供企業・製品
導入製品名:Dynamics NAV(現Dynamics 365 Business Central)
掲載日:2024/03/01
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