販売物流システム刷新で運用コスト20%削減、業務効率20%向上

ジェイカムアグリ株式会社

販売物流システム刷新で運用コスト20%削減、業務効率20%向上

本格的な開発開始から約半年で本番稼働。20〜30%のコスト削減と20%の業務効率向上を実現した肥料製造販売会社、ジェイカムアグリの新販売管理システムとは。

  • 業務効率化
  • 製造業
  • 製造部門・生産管理部門・品質管理部門
販売物流システム刷新で運用コスト20%削減、業務効率20%向上

ジェイカムアグリは、チッソ旭肥料と三菱化学アグリの合併により誕生した肥料製造販売大手企業。規模が大きく使い勝手の悪かった合併前の基幹ERPを刷新し、派遣会社からの要員費用など20〜30%のコスト削減と20%の業務効率向上を実現した。全農の新EDIコード体系にも対応した新販売物流システムを約半年で構築し終えた秘訣を探る。

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課題

 同社の基幹販売システムは、規模の大きさゆえに使い勝手と運用コストの両面に課題を抱えていた。また、売上比率約8割を占める主要取引先である全農の新EDIコードに対応する必要があった。全農との取引は、出荷方法が多岐にわたるなど複雑で効率化が難しかった。このような各取引先のニーズに応じつつ、新事業や新製品への展開も試みやすい、製販一体型の事業基盤となり得る新たな販売管理システムの構築が急がれていた。

解決方法

 要件定義を経て本格的な開発が始まったものの、すでに本格稼働までの開発期間が半年強しかない状況の中、同社は最大の対象である全農向けシステムの豊富な開発実績がある企業を選択し、製造業用ERPソリューションをベースにカスタマイズを開始。販売・在庫管理機能を中心とした新しい販売物流システムを完成。

効果

 新販売管理システムの導入により、全農の新しいコード体系による多様な取引への対応に加え、データの一元管理と全社共有により多面的なデータ活用や解析が可能となった。また、伝票入力作業などが簡素化されたことで派遣会社に委託していた運用費などの20〜30%削減と、使い勝手の良いGUI画面での作業により業務効率の20%向上を実現。将来の生産管理システムの刷新に使える基盤を構築。

事例概要

企業規模 中堅中小企業向け(101~1000名)
課題 業務効率化
業種 製造業
部署 製造部門・生産管理部門・品質管理部門
地域 国内
導入年 2012年

提供企業・製品

導入製品名:プロセス製造業向けERPパッケージ「FlexProcess」

提供企業:日本電気株式会社

URL:http://jpn.nec.com/flexprocess/index.html