基幹システムのパブリッククラウド移行でTCOの大幅削減など実現

エヌジーシー

基幹システムのパブリッククラウド移行でTCOの大幅削減など実現

エヌジーシーは、基幹システムをAzureに移行したことで、管理の簡素化や総保有コスト(TCO)の大幅削減を実現。業務全体が効率化され、テレワークも検討する。

  • クラウドへのシステム移行
  • その他業種
  • 情報システム部門(運用系)
基幹システムのパブリッククラウド移行でTCOの大幅削減など実現

プライベートクラウドを導入していたエヌジーシーでは、管理の煩雑化、TCOの高額化といった課題を抱えていた。そこで、基幹システムの稼働環境がサポート終了を迎えるに当り、Microsoft Azureへの移行を決定した。移行後には、認証情報管理の簡素化やTCOの大幅削減を実現できたうえ、データ管理も容易で安全に行えるようになった。

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課題

 エヌジーシーでは、2012年5月の事務所移転後から管理の簡素化を狙って、プライベートクラウドを導入していた。使用開始後、システムの追加が重なり、2014年夏頃からTCOが高額化していたうえ、管理するIDとパスワードの数が社員数の約4倍(2015年3月時点)に達し、アカウント管理が煩雑化していた。また、基幹システム「GRANDIT」の稼働環境であるWindows Server 2003のサポート終了に向けた移行の必要性もあった。

解決方法

 サポート終了まで期間が限られ、移行の緊急性に迫られていたため、担当ベンダーに相談、その後のITインフラ全体を見据え、Azure上でのGRANDIT稼働が提案された。Azureへの移行で、初期費用を抑えられ、バックアップ機器の不具合やシステム管理専従者の不在といった点にも対処でき、業務効率の改善が期待できた。機密性の高い情報の移行やパフォーマンスへの不安も、実環境の見学やテスト環境の結果などで解消された。

効果

 移行後には、Azure Active Directoryを利用することで、認証情報管理を簡素化できたほか、複雑化していたIDやパスワード、デバイス管理を一元化でき、TCOを大幅に削減できた。また、OSのサポートやバージョン管理の問題も回避できた。導入済みのOffice 365に関しては、Webベースでドキュメント管理を行えるSharePointや、在席状況を細かく管理できるSkype for Businessなどを活用する予定で、テレワークの実現も検討する。

事例概要

企業規模 SOHO向け・SMB向け(100名以下)
課題 クラウドへのシステム移行
業種 その他業種
部署 情報システム部門(運用系)
地域 国内
導入年 2015年

提供企業・製品

導入製品名:GRANDIT

提供企業:双日テックイノベーション株式会社

GRANDIT

URL:https://www.nissho-ele.co.jp/solution/grandit/index.html