即時のデータ連携や会計システムとの連携をERPの新版導入で解決

JSRトレーディング株式会社

即時のデータ連携や会計システムとの連携をERPの新版導入で解決

ERPとスクラッチ開発のシステム間で、リアルタイムなデータ連携などの課題を抱えていたJSRトレーディングでは、GRANDITの新版を導入したことでSAPとの連携も実現した。

  • 業務効率化
  • 流通業・商社
  • 情報システム部門(運用系)
即時のデータ連携や会計システムとの連携をERPの新版導入で解決

JSRトレーディングでは、2005年に導入したERPと、海外販売部門で利用していたほぼスクラッチで作られた貿易システムとの間でのリアルタイムなデータ連携や、SAPとの連携に課題を抱えていた。多言語化や多通貨対応といった新機能を備えたGRANDIT Ver.2.1を導入したことで、これらの課題に対処でき、将来的な海外展開への対応も期待できる。

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課題

 JSRトレーディングは、2005年12月にERP「GRANDIT Ver.1.3.2」を導入したが、海外販売部門では、ほぼスクラッチで作られた貿易システムで管理を行っていた。そのため、基幹システムとの連携にタイムラグが発生していた。また、JSRグループ全体でSAPを利用した会計システムを採用することになり、その会計システムとの連携も必要になった。この2つの課題を解決するとともに、将来的な海外展開への対応も期待された。

解決方法

 新システムを導入する際には、7社のシステムを比較・検討した結果、同規模の商社への導入実績が豊富なこと、海外展開とその一元管理という要件に対して、多言語化や多通貨対応といった新機能を備えていることなどを評価して、GRANDIT Ver.2.1を採用した。導入時には、実際にシステムを利用する部署と開発を担当する部署の両輪で開発体制を構築し、特に利用部署に操作性向上などを事前に理解してもらうことにも配慮した。

効果

 旧貿易システムが備えていた機能は、Ver.2.1の新標準機能とアドオンを利用することで、リアルタイムなデータ連携が可能になり、迅速な海外与信管理を実現できた。また、SAPを利用した会計システムとの連携は、会計の一次処理をGRANDITで行い、それ以降の会計処理をSAPによる会計システムと切り分けることで対応できた。他社システムへの切り替えリスクを低減できたことや、今後の海外展開への対応も大きなメリットだった。

事例概要

企業規模 大企業向け(1001名以上)
課題 業務効率化
業種 流通業・商社
部署 情報システム部門(運用系)
地域 国内
導入年 -

提供企業・製品

導入製品名:GRANDIT

提供企業:双日テックイノベーション株式会社

GRANDIT

URL:https://www.nissho-ele.co.jp/solution/grandit/index.html