事例

日本オラクル株式会社

日本オラクル株式会社

6カ月で海外現地法人の経営基盤を構築、オリンパスに学ぶERP導入成功の秘訣とは

インド法人の設立を機に、経営基盤となる基幹業務システムなどを早急に構築する必要に迫られたオリンパス。本社主導でのITインフラ整備により、短期システム構築とガバナンス強化を両立した同社の事例を基に、ERP導入の秘訣を探る。

要約

 デジタルカメラやICレコーダーを中心とした映像事業など、多様な分野で事業を展開する精密機械機器メーカーのオリンパス。同社はインドでのビジネス拡大を狙い、2009年7月に新会社「Olympus Medical Systems India(OMSI)」の設立を決定。翌年4月の業務開始に向け、経営基盤となる基幹業務システムなどを、早急に構築する必要に迫られていた。

 同社では従来、海外法人のITインフラ整備を現地主導で行っていたことが原因で、相互連携やガバナンス面での問題があったという。そこでOMSIの設立を機に方針を転換し、本社IT統括本部主導で基幹業務システムの構築を行うこととなった。その要件は、低コストかつスピーディーであること、将来的な横展開に対応できること、IT統括本部がコントロールとサポートを行えることだった。

 それらを基に選定を進めた同社は、あるクラウドERPの導入を決意する。インド税制への対応など苦労もあったというが、結果的にプロジェクト開始からわずか6カ月で経営管理基盤を構築できた他、本社主導によるITガバナンスの強化を達成するなど、さまざまな成果を上げている。本資料では、同社がERP導入プロジェクトを成功させた秘訣を詳しく紹介する。

アンケート