ライオン株式会社
帳票基盤のリプレースにより開発生産性10倍以上、安定稼働を実現
IT基盤をオープン系へ刷新するなど大規模なリニューアルに際し、業務に利用している帳票を引き続き問題なく利用していくにはどのような対策が有効だろうか。
生活用品を幅広く製造/販売するライオンでは、各拠点のプリンタが老朽化していたため、コストも考慮してリプレースに踏み切った。しかしその際、新たなプリンタの仕様に合わせ、各サブシステムの帳票出力プログラムを作り直す必要が生じた。その作業を同社はどのように進めたのか、そして得られた効果とは?
事例概要
ライオンでは、長期的な企業成長を見据えてIT基盤や基幹業務システムをメインフレームからオープン系へ刷新する取り組みを進めていた。その一環として、長年使い続けてきた各拠点のプリンタを老朽化対策とTCO(総所有コスト)削減を目的に、リプレースに踏み切った。しかし、当時は帳票出力をサブシステムごとに行っており、新しく導入するプリンタの仕様に合わせて出力プログラムを全面的に作り直さなければならないという問題に直面した。
この問題を回避するために同社では、プリンタごとの差異を吸収し、各システムから共通に利用できる帳票基盤を導入。これにより帳票の開発生産性が従来の10倍に高めることに成功した。また、各拠点のプリンタの入れ替えに伴う帳票の再開発の負担も軽減され、その時々で最適なプリンタを選定/採用できる柔軟性を確保できた。
出力される帳票は、電子帳票も含めれば月間14万ページに及ぶが、新たな帳票基盤は3年以上にわたり無停止という安定稼働を続け、ミッションクリティカルな業務要件に応えているという。
事例概要
企業規模 | 企業規模問わず |
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課題 | コスト削減 |
業種 | 製造業 |
部署 | 情報システム部門(開発系) |
地域 | 国内 |
導入年 | 2009年 |
提供企業・製品
導入製品名:SVF
提供企業:ウイングアーク1st株式会社
掲載日:2023/03/01
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