事例
株式会社リクルートジョブズ
人材不足や過剰残業を解消した洋菓子店に学ぶ、シフト管理の脱Excel化術
シフト情報をリアルタイムで把握し、そのデータに基づく店舗経営をすれば、人材不足の解消や残業時間の短縮が可能になる。管理ツールの導入によってシフト管理環境を改善したシュゼット・ホールディングスの取り組みから、その秘訣を探る。
要約
店舗のシフト管理をExcelで行う企業は少なくないが、本部が状況把握するのにタイムラグが発生するため、問題発生時の対応が店舗任せになりがちだ。洋菓子の製造・販売・喫茶など、全国の百貨店を中心に展開するシュゼット・ホールディングスもその改善に悩む企業の1社だった。
そこで店舗支援策として導入したのが、リアルタイムでのシフト把握が可能なシフト管理ツールだ。スタッフの勤務希望が自動的に反映されるため、シフト作成に要する時間が約4分の1に短縮され、本部も人手不足をリアルタイムに把握して支援しやすくなった。さらに、大きなメリットをもたらしたのが、他店舗にヘルプを要請できる「ヘルプ機能」だ。店舗ごとのシフト状況が可視化されたこともあり、1店舗内に制限されず、シフトを組めるようになった。
シフトの可視化は、人出不足に悩む店舗の人材採用にも効果を発揮している。どの曜日・時間帯の人員が少ないのかが、店長の肌感覚ではなくデータとして可視化されたことで、的確な人材募集計画の設計が可能になったのだ。シフト管理を軸とした同社の業務改善の成果を、本資料で詳しく見ていこう。