事例
ワークデイ株式会社
日産自動車に学ぶ適材適所の人材管理、IT部門と人事部門を連携させる秘訣とは?
日産自動車では、長年にわたり人材管理システムを活用しているが、適材適所の人材配置に課題を抱えていた。そこで、世界35拠点でHCM(ヒューマンキャピタルマネジメント)システムを導入したところ、目覚ましい効果を発揮し始めたという。
要約
人事部に求められる役割や責任が変化し、抜本的な変革が叫ばれる昨今、多くの企業が、SaaSをはじめとするクラウドベースの人事管理システムの導入を進めている。約25万人の従業員を有するグローバル企業、日産自動車もその1社。IT部門と人事部門のコミュニケーション不足から、ニーズに合った適切な人材を見つけることができないという課題を抱えていた。
そこで同社は、適材適所の人材配置を実現するために、人材管理システムの刷新を決断。グローバルレベルでの人材の可視化や効率的な人材マネジメントを行うため、多言語、多通貨など地域ごとのニーズに対応できることや、マルチデバイス対応を必須条件とし、クラウド型のHCM(ヒューマンキャピタルマネジメント)システムを採用した。
グローバル展開するために約3年を要したが、その効果は目覚ましく、グローバルレベルでIT部門と人事部門の協力関係が強化された。今では将来の事業展開を見据えた柔軟な人材管理をグローバルに行えるようになったという。グローバル企業の人事変革の好事例から、HCMシステム活用の可能性を探る。