稟議書の電子化で意思決定期間を短縮、4000時間分のコストを削減

アサヒ飲料

稟議書の電子化で意思決定期間を短縮、4000時間分のコストを削減

厳しさを増す飲料業界での生き残りをかけて、製造販売大手のアサヒ飲料が導入し、意思決定の迅速化と大幅なコスト削減に成功した電子稟議システムとは。

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稟議書の電子化で意思決定期間を短縮、4000時間分のコストを削減

原料価格の高騰に加えて販売価格の下落傾向など、飲料業界を取り巻く環境が厳しさを増す中、アサヒ飲料は、年間約1万件に上る稟議書関連業務の電子化に踏み切った。ユーザー数約2500人の電子稟議システムを、途中事業統合を挟みながら、約3年で導入を完了し、大きな成果を上げている。

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課題

 アサヒ飲料では、稟議の際に7〜10カ所ほどの関連部署が回覧する。業界で勝ち残るために、あらゆる面での迅速化が求められる中、稟議が通るまで3週間から1カ月を要することは大きな課題であった。また、各部ではキャビネット1、2本を紙の稟議書を保管するためだけに使用していた。2005年、社長交代を機にスピード重視の経営方針が掲げられ、意思決定の迅速化を図るため、稟議書の電子化プロジェクトがスタートした。

解決方法

 電子化に当たっては、従来の紙のイメージをなるべく損なわず、操作性よく押印できることが求められた。ワークフローと文書管理の組み合わせで比較検討し採用したのが、インフォテックの「Create!Webフロー」と富士ゼロックスの「ArcSuite Office」だ。「Create!Webフロー」は承認ルートの自由度が高く、印影機能が標準搭載されていて登録が簡単。またいずれもWebベースのため低コストな点が決め手となった。

効果

 導入後、稟議時間が平均で7日間短縮された。また従来、稟議書回覧のために社員が社内を歩き回ったり、進捗把握のための回付記録やキャビネットへの保管などの作業に費やされていた4000時間、費用にして800万円もの予算を削減することができた。キャビネット1、2本を埋め尽くしていた保管スペースももちろん不要に。さらに、規定外の回覧など正しく運用されていなかった部分も、システム化により標準化できた。

事例概要

企業規模 大企業向け(1001名以上)
課題 業務のIT化
業種 製造業
部署 経営部門・企画部門
地域 国内
導入年 -

提供企業・製品

導入製品名:Create!Webフロー

提供企業:インフォテック株式会社

URL:https://www.createwebflow.jp/