
株式会社バーニーズ ジャパン
グループウェアのクラウド化で海外スタッフとのやりとりも円滑化
バーニーズ ジャパンは、UIの使いやすさから従業員に定着していたグループウェアをクラウド版に移行。本社と店舗、国内と海外のスムーズなコミュニケーションを確立した。

高級衣料専門店のバーニーズ ジャパンは、従来よりグループウェアを導入していたが、次のステップとして「売上共有ポータル」「電子版決済・承認フロー」を求め、システムをクラウド化。従業員に定着したUIはほぼそのままに、本社と店舗間の双方向コミュニケーション、海外買い付けスタッフとのスムーズなコミュニケーションを確立した。
課題
同社ははじめ、電子メールとホワイトボードのみで情報共有を行っていたという。その後、店舗数と従業員が順調に増えていくなかで、スピーディーに細部にまで情報を行き渡らせるため、2006年に情報系システムを導入。親しみやすいUIで従業員に定着した。そこで同社は次のステップとして「売り上げを共有できるポータル」「電子化された決済・承認フロー」を求め、システムのクラウド化を検討し始めた。
解決方法
既存の情報系システムへの定着率と再教育のコストを考え、クラウド化にあたっては、系列製品への移行を決めた。同製品は次のステップとして定めたポータルとワークフローを標準搭載していた。
また、セキュアアクセスを使用することでアクセス元端末を限定して外部アクセスを許可することができ、店舗での電子決済・承認に外部からもアクセスしたいという現場のニーズにも合致していた。
効果
人材育成を目的として、本社から店舗への権限委譲をすすめ、店舗スタッフの採用業務や総務手続きなどを店舗で完結するようにした。店舗ごとにスペースを作り、本社と店舗の役割分担を明確化しながら業務を進めることで、これまで一方通行だったコミュニケーションが双方向へと変化した。
また、海外の買い付けメンバーとのやりとりも時差に関係なく時系列順に書き込みが確認でき、数百点の商品を扱っても混乱しないで済んでいる。
事例概要
企業規模 | 中堅中小企業向け(101~1000名) |
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課題 | クラウドへのシステム移行 |
業種 | 小売業・卸売業 |
部署 | 情報システム部門(開発系) |
地域 | 国内 |
導入年 | 2012年 |
提供企業・製品
導入製品名:サイボウズ ガルーン(ワークフロー)
提供企業:サイボウズ株式会社
掲載日:2025/01/17
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