AWS移行のダウンタイムをわずか30分で完了できた理由とは?

ジェーエムエーシステムズ

AWS移行のダウンタイムをわずか30分で完了できた理由とは?

ミッションクリティカルなシステムのAWS移行において、現行サーバの停止から移行先サーバの起動までをわずか30分で完了させたプロジェクトを実現できた理由とは?

  • クラウドへのシステム移行
  • 情報サービス業
  • 営業部門・販売部門
AWS移行のダウンタイムをわずか30分で完了できた理由とは?

サーバのクラウド移行に多数の実績を持つSlerであるジェーエムエーシステムズでは、最大1.5TBのデータを持つ顧客のオンプレミスサーバ群をAWSへ移行させるプロジェクトを実施。メールやデータベースなど長時間停止できないサーバに対し、ツールを使用。現行サーバの停止から移行先サーバの起動までを30分で完了させることができた。

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課題

 ある時同社は、顧客からオンプレミスサーバ6台をAWSに移行するプロジェクトを依頼された。しかし対象サーバは、メールやデータベースといった業務で常に利用されるものであったため、ダウンタイムの短縮が求められていた。さらに、移行後に確認作業時間を多くとれないという顧客の状況を受け、なるべくシステム変更を加えず、そのまま移行作業を進める必要があった。

解決方法

 AWSの標準機能は無償で使える反面、サーバを停止させてからデータをエクスポートするため、データ量が多いとどうしてもサーバ停止時間が長くなってしまうというデメリットがあった。そこで同社は、既存のオンプレミスサーバへの影響をほとんど出さず、リアルタイム同機能を用いてスムーズな移行が期待できるツールを使用。各サーバの本番切り替えや確認作業は、利用者が少ない週末に集中して実施した。

効果

 対象サーバを大きな問題なく順調に移行でき、最大1.5TBのサーバを含むサーバ群の移行をダウンタイム設定や動作確認込めて約5時間で完了させた。移行先サーバは移行開始後30分で起動できた。

 また、既存のデータセンターとAWSの並行稼働機関は2カ月で完了した。既存サーバのプロキシ環境変数設定に少し苦労したが、サポートチームの支援や社内に蓄積されたナレッジを活用して移行作業への影響を最小限にとどめた。

事例概要

企業規模 中堅中小企業向け(101~1000名)
課題 クラウドへのシステム移行
業種 情報サービス業
部署 営業部門・販売部門
地域 国内
導入年 2017年

提供企業・製品

導入製品名:CloudEndure

提供企業:三井情報株式会社

URL:https://www.mki.co.jp/solution/cloudendure.html