事例

ギットハブ・ジャパン合同会社

ギットハブ・ジャパン合同会社

最新のクラウドサービス開発手法に取り組むべく富士通が採用した管理ツールとは

富士通のパブリッククラウドサービス「FUJITSU Cloud Service K5」では、Github.comと同等の機能をセキュアに利用できるマネージドサービスが組み込まれている。このサービス実装は、実は同社の社内開発環境での成功を受けてのものだった。

要約

 システム開発環境においてソースコードリポジトリの標準化や、多岐にわたる開発ツールの管理は、効率化につながるポイントだが、実現は容易ではない。富士通もこうした課題を抱え、同じプロジェクトに携わる別々のチームが同じ開発を繰り返してしまうといった非効率な現場が生まれていた。

 その改善のために同社は、グローバルスタンダードの開発プラットフォームであるGitHub.comの機能をセキュアに利用できるGitHub Enterpriseを導入した。このツールならソースコード管理ツールの運用負担を8割以上削減し、準備期間なしで運用が開始できる。さらに、バックアップやフェイルオーバーなどが容易にできるため、管理基盤の安定運用にもつながる。

 また、クラウドサービス開発においては、分散型ブランチ開発やプルリクエストなど最新の開発手法による効率化も重要だ。このツール導入は、その取り組みを後押しするとともに、社内の技術者のモチベーション向上にもつながったという。この成功を受け、自社サービスを通じ、顧客への提供も始めたという同社の取り組みを紹介する。

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