豊島区教育委員会
USBメモリ制限によるセキュリティと業務効率を両立する方法
豊島区教育委員会では学校での情報漏えい事故を防ぐため、USBメモリの使用を禁じていたが、利便性低下の問題が生じていた。これを解決したのが外部デバイス制御製品だ。
豊島区教育委員会は学校での情報漏えい事故を防ぐため、教職員が使うPCでUSBメモリを使ってデータをやりとりすることを禁じていた。これによりセキュリティは確保できたが、学校現場での利便性が悪く業務効率が低下してしまった。特定のUSBメモリだけにアクセスを許可できる製品を導入することで、セキュリティと利便性の両立を実現した。
課題
豊島区の校務用ネットワークを運営する豊島区教育委員会では、学校からの情報漏えい事故を防ぐための対策として、権限を与えられていない端末からの外部メディアへの書き込みを禁止していたが、物理的に分離している教育用ネットワークとのデータのやり取りが困難になっていた。代替策としてセキュリティ機能付きUSBメモリも用意されたが、それに対応した権限を持つPCの数が不足し、業務の利便性が大きく低下していた。
解決方法
豊島区では、USBメモリやCD-Rなど、データを書き込める外部デバイスに対し、ユーザーごとに細かくアクセス制限が設定できるセキュリティソリューションを導入。ホワイトリスト機能を用い、例えば、USBメモリに付与されているベンダーIDやプロダクトID、シリアルナンバーをもとに、特定のデバイスだけにアクセスを許可することも可能だ。この機能を利用して豊島区は学校現場におけるセキュリティと利便性の両立を図った。
効果
アクセスを許可したUSBメモリであれば、特別な権限を持たせていないPCでも安全にUSBメモリを使用できるようになり、セキュリティと利便性の課題をどちらも解決することができた。
またActive Directoryと連携させることで、管理サーバーを立てずにグループポリシーによる端末設定の一元管理を実現できる。非常にわかりやすい管理画面で、これまでブラックボックスだった学校現場を適切に管理できるようになった。
事例概要
企業規模 | 企業規模問わず |
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課題 | セキュリティ強化 |
業種 | 教育業・学習支援業 |
部署 | 情報システム部門(運用系) |
地域 | 国内 |
導入年 | - |
提供企業・製品
導入製品名:DeviceLock
提供企業:株式会社ラネクシー
掲載日:2020/10/09
更新日:2021/04/16
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