潤和リハビリテーション振興財団 潤和会記念病院
医師、看護師の使用するUSBメモリのウイルス検出件数がゼロに
それまで、1カ月に2〜3回の頻度でUSBメモリからウイルスが検出された状況を一掃。ウイルス検出件数をゼロにできた秘訣を探る。
院内ネットワークがウイルスに感染して診療が停止しまうことは絶対に避けなければならないのが病院。だが統計をとったところ、1カ月に2〜3回の頻度でUSBメモリからウイルスが検出された。そこであるセキュリティソリューションを導入。運用後、USBメモリのウイルス検出件数はゼロを維持しているという。このような効果がどうして生まれたのか?
課題
医師は診療の関係で、いつでも、どこでも患者さんのカルテを見られる状態にしておきたい。また、学会での発表や論文作成にカルテが必要なこともあり、USBメモリでデータの持ち出しを認めないわけにはいかない。しかしウイルス検出の統計をとったところ、約9割がUSBメモリが原因で、1カ月に2〜3回の頻度でUSBメモリからウイルスが検出されるといった状況。USBメモリを対象に、ピンポイントのセキュリティ対策が早急に必要。
解決方法
まずは職員のセキュリティ意識を高めることが必要だと考え、全職員を対象にセキュリティ研修を実施。次に、トップダウン式でUSBメモリの今後のセキュリティ対策の取り組みについて伝達。「導入/運用がラクであること」「USBメモリの内容を他人が見ることができないこと」「ログの集中管理ができること」「低コストで導入できること」などを要件に、複数のソリューションを比較検討し、選定。導入、運用を開始。
効果
それまで1〜2週間に1回はあったUSBメモリのウイルス検知がゼロに。誰が、いつ、どのデータを持ち出したかといった、持ち出し状況をIT推進室が具体的に把握できるようになった。事故を防ぐとともに、万が一の場合でも病院・職員の負担を軽減することができた。
事例概要
企業規模 | 企業規模問わず |
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課題 | セキュリティ強化 |
業種 | 医療業・福祉業 |
部署 | 情報システム部門(運用系) |
地域 | 国内 |
導入年 | 2010年 |
提供企業・製品
導入製品名:セキュリティUSBメモリ作成ソフト「InterSafe SecureDevice」
掲載日:2021/01/08
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