Hitachi Europe
規制の厳しい銀行業界の指静脈認証をサポートする認証技術
高い安全性を確保するための認証ソリューションとは? 欧州の銀行業界向けにセキュリティソリューションを提供するHitachi Europeの事例を紹介する。
法的な規制が厳しく、また顧客からも高い安全性を求められる銀行業界。Hitachi Europeではそうした銀行業界に向け、安全な生体認証署名ソリューションの提供を実施。そのための認証基盤として、実績あるセキュリティソリューションを選定、導入した。
課題
消費者、企業および政府向けの技術開発で世界をリードするHitachi Europeは、銀行のデジタル署名に変革をもたらす指静脈認証システムにビジネスチャンスを見いだしていた。この認証技術の成功の鍵を握るのが、生体認証デジタル署名、またはBioPKIのセキュリティだ。指静脈認証技術が銀行業界で広く受け入れられるためには、認証プロセスおよび関連する保存データを保護する安全性の高いソリューションが必要であった。
解決方法
Hitachi Europeでは、BioPKIを導入するにあたり、主要な暗号化アルゴリズムをサポートし世界レベルのECC性能を備えたEntrust nShield ハードウェア・セキュリティ・モジュール(HSM)を選択。指静脈認証のための秘密鍵へのアクセスが認定済みのEntrust nShield HSMで保護され、独自機能のCodeSafe機能を使用してHSMの認定されたセキュリティ境界内でカスタム署名生成コードを実行できる点などを評価した。
効果
Hitachi Europeが提供するソリューションは、最初の導入国であるポーランドでさまざまな銀行の生体認証デジタル署名の実装に採用された。特に、秘密鍵の保管と保護において高いセキュリティレベルを実現したことで、ポーランドの適用法の要件を十分に満たすことができた。
同社では、HSMの導入により銀行業界に求められる安全な生体認証署名ソリューションの提供が実現できたという。
事例概要
企業規模 | 企業規模問わず |
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課題 | セキュリティ強化 |
業種 | 製造業 |
部署 | 情報システム部門(運用系) |
地域 | 海外 |
導入年 | - |
提供企業・製品
導入製品名:Entrust nShield HSM / Entrust CodeSafe
提供企業:エントラストジャパン株式会社
DPS事業本部
掲載日:2021/04/12
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