株式会社ピーエスシー
持ち出しPCにデータを残さない徹底した情報漏えい対策を実現
テレワークにおいて多くの企業が抱える課題は、社外に持ち出したPCからの情報漏えい対策だ。リスクを低減しながら高効率な働き方を実現するために有効な対策とは?
ピーエスシーはIT系サービスを幅広く提供している企業。セキュリティ事業も展開する同社にとって、社内のセキュリティ対策に万全を期すことは文字通り経営課題といえる。
テレワーク時の持ち出しPCからの情報漏えいリスク低減のため、ITサービスに精通した同社が採用した、独自技術を用いたセキュリティ対策をご紹介する。
課題
ピーエスシーは、テレワーク中心の高効率な働き方を支えるITサービスの強化に注力し、その一環として持ち出しPCの情報漏えいリスクを限りなくゼロに近づけたいと考えていた。
当初はディスクの暗号化を検討していたが、ローカルディスクにデータファイルの原本が残るため、盗難・紛失が起きた際に情報を読み取られるリスクを完全に解消できないことが課題であった。
解決方法
そうしたリスクを解消する手段として同社が採用したのは、独自の秘密分散技術を採用したデータセキュリティソリューションだった。この技術ではデータを無意味な2つの分散片に分割し、1つをクラウドに格納することでローカルディスクに原本がない状態を作りだし、万が一PCの盗難や紛失が発生しても情報漏えいを防ぐことができる。また、従来のDaaSと比較してランニングコストを低く抑えることができる点も評価した。
効果
高レベルな情報漏えい対策を実現できたことで、生産性を落とすことなく安心してテレワーク、在宅勤務を実施することができた。
また同社では、この技術の社内活用を通じて得た運用ノウハウを生かし、経済性と安全性に優れた情報漏えい対策として、外販するセキュリティソリューションの柱として提供も行っているという。
事例概要
企業規模 | 企業規模問わず |
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課題 | セキュリティ強化 |
業種 | 情報サービス業 |
部署 | 情報システム部門(運用系) |
地域 | 国内 |
導入年 | 2020年 |
提供企業・製品
導入製品名:ZENMU Virtual Desktop
提供企業:株式会社ZenmuTech
掲載日:2021/06/04
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