宇宙航空研究開発機構(JAXA)
既存運用を妨げず、持ち出し端末1500台にフィルタリングを
すでにセキリティ対策のある社内端末のほか、持ち出し用端末1500台にもフィルタリングが必要だと考えていたJAXA。業務外利用や情報漏えい対策のために導入した製品とは?
JAXAの既存フィルタリングソフトは社内でのみ有効だったため、持ち出しPCでも動くフィルタリングが必要だった。そこでクラウド型Webフィルタリングサービスを導入し、持ち出し端末のインターネット利用の一元管理をスタート。既存のソフトの動作を妨げない製品のため、社内・社外のポリシー切り替えも簡便で、ストレスのない利用が可能だ。
課題
宇宙航空研究開発機構(JAXA)で導入していた既存のフィルタリングソフトは、社内ネットワーク内であれば業務外利用対策ができるが、外部のインターネット接続(通信カード)などの利用時には有効にならないものだった。同ソフトでは書きこみ制限なども行っており、情報漏えい対策という観点でも、持ち出し端末へもフィルタリングソフトを導入することが必要だった。導入にあたり、既存のシステムを生かす製品の選択が望まれた。
解決方法
持ち出しPC用のフィルタリングとして、「持ち出したPC端末に対してインターネット利用の管理ができること」「一元管理ができること」「すでに社内に入っているフィルタリングソフトの運用を妨げないこと」の3点が条件としてあげられた。
選んだ製品は、シリアル番号やインストーラーディレクトリの入力を必要とせず、他ソフトに比べてインストールが手軽だった。また、わずか1カ月未満でサービスを構築し終えることができた。
効果
持ち出し端末1500台を、一律のフィルタリングポリシーで管理できるようになった。
複数のネットワーク環境が混在する同社では、フィルタリングキャンセラを用い、柔軟に新製品の機能のオン/オフをコントロール。社内にいるときは既存ソフトのポリシーが、社外に出たときは新製品のポリシーが適用されるという、簡便な運用が行われている。
今後はレポート機能の活用や例外URLの登録などを進め、さらなる充実を目指すという。
事例概要
企業規模 | 企業規模問わず |
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課題 | セキュリティ強化 |
業種 | 政府・官公庁・団体 |
部署 | 情報システム部門(運用系) |
地域 | 国内 |
導入年 | - |
提供企業・製品
導入製品名:クラウド型Webフィルタリングサービス InterSafe CATS
掲載日:2017/12/31
更新日:2018/12/26
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