大阪女学院中学校・高等学校
柔軟なブロック設定で生徒の掲示板サイト書き込みを防止
校内PCを使った生徒の掲示板サイトへの書き込みを防止する一方、授業の検索は自由にさせたい。大阪女学院中学校・高等学校が導入した最適なフィルタリングシステムとは?
大阪女学院中学校・高等学校では、PCを用いた授業中に、生徒が掲示板サイトへ書き込むことで起きるトラブルなどに頭を悩ませていた。そこで同校は最適なブロックが可能なフィルタリングシステムを模索。最終的に、授業に不要な書き込みサイトへのブロックと、情報系サイトへの自由なアクセスを共存させた柔軟なIT教育環境を実現した。
課題
同校では、校内のPC環境の充実に伴い、授業時間内に掲示板やブログに書き込みを行う生徒が増えつつあった。結果、ブログへの書き込みが原因で生徒が学校に来にくくなるという事態にまで発展した。
Webサイトの閲覧規制対策をとるべく、いくつかISPのフィルタリングサービスを試したが、制限したい書き込みサイトがブロックされない、あるいは、制限が厳しく授業で必要な内容の検索ができない、など最適なものが見つからずにいた。
解決方法
ISPのフィルタリングサービスは過去の経験から難しいと判断し、一方、サーバインストール型のフィルタリングソフトでは、コスト高や他ソフトとのコンフリクトが懸念されて断念した。最終的に、100台という規模の端末にも対応可能な、ルーター組み込み型フィルタリングサービスの導入を決めた。ブロックカテゴリーの細かさ、導入が簡単、端末への負荷がない、リーズナブル、など、同校の求めるニーズにも合致していた。
効果
導入にあたっては、台数が多いため、検証作業が入念に行われ、全端末の同時一斉アクセスによる負荷テストも実施した。動作に問題はなく、課題であった書き込みサイトへのブロックと、情報系サイトへの自由なアクセスを共存させた柔軟なアクセス管理環境が得られた。
IPアドレス別のフィルタリングルール設定で、生徒用PCと教師用PCの規制を分けられる点も評価が大きい。IT化に伴う悩みを抱える教育現場のモデルケースとなるだろう。
事例概要
企業規模 | 企業規模問わず |
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課題 | セキュリティ強化 |
業種 | 教育業・学習支援業 |
部署 | 情報システム部門(運用系) |
地域 | 国内 |
導入年 | 2007年 |
提供企業・製品
導入製品名:サイトアンパイア
掲載日:2018/03/07
更新日:2018/11/07
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