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RPAをAzure上で米国連邦政府機関に提供可能に、Blue PrismがProject Hostsと提携

Blue Prismは、FedRAMP認定を受けたProject Hostsと提携関係を結んだ。これにより、Connected-RPAをMicrosoft Azure上のクラウドサービスとして米国連邦政府機関に提供できるようになる。

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 Blue Prismは2019年5月29日、FedRAMP(Federal Risk and Authorization Management Program)認定クラウドサービスプロバイダーであるProject Hostsと提携関係を結んだと発表した。

 FedRAMPは、クラウド製品やサービスに対して、米国連邦政府がセキュリティ評価やセキュリティ認証、継続的モニタリングサービスを実施する政府横断的プログラム。クラウドサービスプロバイダーが、このプログラムの認証を受けて登録されると、省庁ごとに新たな調達評価の手続きを得ることなく、複数の政府機関にサービスを提供できる。

 今回、Blue PrismがFedRAMP認定を受けたProject Hostsと提携したことで、Blue Prismの「Connected-RPA」のソフトウェアをクラウド展開する際に、連邦政府機関が容易にFedRAMP運用権限を与えられるようになる。具体的には、Connected-RPAを「Microsoft Azure」上のクラウドサービスとして米国連邦政府機関に提供できるようになる。

 Blue Prismによると、Project Hostsの「Federal Private Cloud」によってBlue Prismのソフトウェアを展開することは、FedRAMPコンプライアンスで求められる統制の86%をBlue Prismのユーザーが引き継げることを意味するという。さらに、連邦政府機関にシステムセキュリティプランを提供することで、コンプライアンス検証とFedRAMP運用権限プロセスを容易に実施できるとしている。

 Blue Prismの公共部門セクターでセールス&アライアンス担当バイスプレジデントを務めるローリー・クック(Laurie Cook)氏は、「米国大統領は、21世紀における政府の近代化に着目しており、インテリジェントオートメーションはその構想を実現するための重要な役割を担っている。Project Hostsとの提携により、Blue Prismは、米国政府のクラウドファースト戦略とFedRAMPプログラムに対応できるようになった」と述べている。

 Blue Prismでは、改善を継続できるソフトウェアロボットを政府機関に提供することで、何十億件もの処理の自動化を可能にし、数億もの時間をビジネスに還元できるとしている。これによって職員は反復タスクから解放され、より付加価値の高い仕事に従事できるようになる。

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