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コンカーが請求書データ自動読み取りのAI-OCR機能に対応、9月に提供開始

2020年10月の電子帳簿保存法改正や経理部門のテレワーク需要の高まりを背景にITベンダー各社が請求書管理のペーパーレス化、オンライン化を支援する機能拡充を急ぐ。コンカーは請求書管理クラウドサービス「Concur Invoice」に、請求書データを自動入力するAI-OCR機能「Remota」を同年9月以降に提供する。

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 コンカーは2020年8月20日、ファーストアカウンティングのAI-OCR機能「Remota」と連携する機能を同年9月以降に提供すると発表した。請求書の画像からOCR(Optical Character Recognition:光学文字認識)処理によって読み取ったデータを、「Concur Invoice」に自動転送する。

 Concur Invoiceは、コンカーが提供する請求書管理クラウドサービス。同社は、外部サービスと連携させることで、経費や請求書の支払いおよび管理に関する一連のプロセスを効率化する「SAP Concur App Center」のサービス拡充を進めており、Remotaの提供はその一環。請求書の画像を電子メールまたはオンラインストレージを使ってアップロードすると、AI-OCRで処理した上で、経費タイプなどを分析し、そのデータをConcur Invoiceに取り込める。RemotaとConcur Invoiceのデータ連携によって、企業が受け取るあらゆる請求書データの手入力が不要になるとしている。


RemotaとConcur Invoiceのデータ連携イメージ(出典:コンカー)

 Remotaはファーストアカウンティングが開発する経理会計専用のAI-OCRだ。経理特有の証憑(しょうひょう)書類の形式をあらかじめ学習させておき、OCRによって読み取ったデータをAI(人工知能)が自動的にチェックする機能などを備える。

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