マネーフォワードケッサイ、凸版印刷と業務提携 企業間決済サービスで経理DX
マネーフォワードケッサイは、凸版印刷に請求・決済代行のサービス基盤を提供する。凸版印刷は2022年4月1日から、同サービス基盤を活用して「t-billing powered by Money Forward Kessai」の提供を開始する。
マネーフォワードケッサイは、企業の与信審査から請求書発行、代金回収までの決済業務を一括して代行する企業間後払い決済サービス「マネーフォワード ケッサイ」を提供している。
今回の業務提携では、「マネーフォワード ケッサイ」のサービス基盤を利用して「t-billing powered by Money Forward Kessai」を凸版印刷のクライアントに展開し、企業の精算業務効率化を実現する。
業務提携の背景について
コロナ禍で非対面取引の業務効率化が進んでいる。クラウドを活用した与信や請求、代金回収といった「経理DX」の分野において市場ニーズが拡大中だ。
マネーフォワード ケッサイは、凸版印刷の多様な取引基盤を生かした精算業務効率化サービス提供を支援するため、業務提携ならびにサービス基盤を提供する運びとなった。
今後は、多数の取引先と直接精算するメーカーをはじめとしたさまざまな業界に向け、「t-billing powered by Money Forward Kessai」を展開し、2025年度までに5億円の売上を目指す。
「t-billing powered by Money Forward Kessai」の特長
「t-billing powered by Money Forward Kessai」は、企業が掛け売りする際の与信審査や請求書発行・発送、入金管理まで、一連の請求業務を代行する。導入によるメリットは以下の通りだ。
(1)複雑なプロセスの業務を低減し、業務効率化を実現
与信審査、請求書発行・発送、入金管理などの複雑な請求業務を代行するため、大幅な業務効率化を実現する。
(2)リスクを回避し、安心な新規取引が可能
与信審査通過後の「入金遅延」等のリスク回避につながり、新規取引も安心して始められる。
(3)BPO業務などと組み合わせ、総合的な業務効率化も可能
マネーフォワードケッサイによれば、事務局やコンタクトセンターの業務を代行するBPO業務などと組み合わせれば、総合的な業務効率化が可能になるという。
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