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弁護士が語る、「AIツール導入で訴訟騒ぎ」を防ぐ5つのポイント

AI導入時に企業が身を守るために活用できる5つのベストプラクティスについて弁護士が語った。

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HR Dive

AIツール導入、5つのポイント

 AI(人工知能)の使用に関する新たな法案の波(注1)が迫る中、法律事務所グリーンバーグ・トラウリグLLPのケリー・ドブス・バンティング氏は2023年6月13日、米国ラスベガスで開催された米国人材マネジメント協会(SHRM)の年次会議に登壇し、企業がAIを導入する際に注意すべき5つのベストプラクティスを共有した。

人事関連のAIツールを導入する前に従業員に通知する

 「『通知しろ』と言われるのを待ってはいけません。あなたがAIを使用していることを(従業員に)知らせてください」とバンティング氏は述べた。

従業員の同意を得る

 企業は「DocuSign」のような電子署名サービスを利用して簡単に従業員から同意を得られると同氏は述べた。

AIベンダーのコンプライアンスを確認する

 米国雇用機会均等委員会(EEOC)は2023年5月、AIツールがベンダーによって作成および運用されている場合でも、AIツールにおける差別の責任は雇用主にある可能性があると雇用主に警告するガイダンス(注2)を提供した。

AIによるバイアスの監査を定期的に実施する

 バンティング氏は、これらの監査と結果の記録を保管しておくとよいと述べた。

さまざまな管轄区域における法律を確認する

 同氏によると、AIに関する160以上の法案や規制が全国の州で検討されているという。

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