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デジタル庁、BigQueryとLooker Studioでダッシュボード改修 クラウドエースが支援

クラウドエースは、Google Cloudの技術を活用し、デジタル庁のGCASダッシュボード改修支援を始めた。分析基盤やセキュリティを強化し、行政の政策判断と業務効率の向上を狙う。

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 クラウドエースは2025年5月8日、デジタル庁が推進する「ガバメントクラウド共通基盤」(GCAS)のダッシュボード改修を支援すると発表した。「BigQuery」と「Looker Studio」で行政におけるデータ利活用の高度化と効率化を図る。

クラウドエースがGCAS基盤を再設計

 GCASダッシュボードの分析基盤を強化することで、行政職員は利用状況やシステムの稼働状況を迅速かつ正確に把握できるようになり、意思決定の質が高まることが期待されている。データの収集から可視化までを一貫して支援することで、従来以上に客観的な情報に基づいた政策立案や業務改善が可能となる。

 セキュリティ対策についても重点的に取り組む。デジタル庁のセキュリティポリシーに準拠したシステム環境を構築し、機密性の高い行政データの管理と活用を両立させる。

 プロジェクトの推進に当たっては、クラウドエースが新たに設立した「第四事業部」および「第四開発部」が中心的な役割を担う。これらの部門は官公庁や地方自治体向けの支援に特化しており、専門的な技術力と業務知識を備えることで、公共分野でのクラウド活用をさらに加速させるとしている。

 GCASダッシュボード改修を通じて、行政サービスの質の向上も見込まれる。データ分析に基づく課題抽出と改善策の立案が促進されることで、住民に対するサービス提供の最適化が進む。ガバメントクラウドの利便性向上が行政全体のデジタルトランスフォーメーションを後押しし、より効率的で持続可能な行政運営の実現につながる。

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