多くの企業が脆弱性スキャンやパッチ管理に取り組んでいるにもかかわらず、「どのリスクから手をつけるべきか」が判断できずに悩んでいます。対応リソースが限られるなか、優先順位付けを誤ることで、重要な資産が放置されてしまうケースも少なくありません。加えて、CVSSスコアだけでは実際の攻撃リスクを正確に把握できず、経営層にリスクの全体像を伝えることができないまま、セキュリティ部門との間にギャップが生じる事態も起こっています。また、IT資産の可視化や管理が追いつかず、シャドーITやクラウド構成の変化により、攻撃面(アタックサーフェス)が拡大していることに気づけない組織もあります。
こうした課題は一部の企業に限られたものではありません。脆弱性の「数」や「深刻度」だけに注目してしまうと、本来優先すべき“事業への影響”や“攻撃されやすさ”といった視点が抜け落ちがちです。本来は、攻撃者の視点に立ち、「どの資産が狙われやすいか」「それが業務に与える影響は何か」を正しく捉え、優先順位をつけて対策を講じる必要があります。現場がリスク対応に追われ、経営層が全体像を把握できないままでは、対策は場当たり的なものになり、組織全体の防御力も高まりません。
Rapid7が、包括的で継続的なエクスポージャー管理をどのように実現するかという課題に25年以上にわたって取り組んだ結果が、Rapid7 Command Platformです。脆弱性の有無にとどまらず、資産の重要性や外部からの攻撃可能性といった多角的な情報を組み合わせて、リスクを定量化・可視化。これにより、真に優先すべき対応が明確になります。可視化されたダッシュボードは、経営層との対話にも有効で、セキュリティが「技術課題」ではなく「経営課題」として共有されるようになります。結果として、限られたリソースで最大の効果を生む、戦略的なセキュリティ対策が可能になります。
本ウェビナーではRapid7のCTOである古川勝也が、従来の脆弱性管理の限界を乗り越え、次世代型のリスク管理へと進化するための考え方を、現場と経営の双方の視点から解説します。成功事例や成果指標(KPI)の設計、ダッシュボードの具体的な活用法まで、実践的な知見をわかりやすくご紹介。単なる製品説明ではなく「なぜ必要なのか」「どのように始めるのか」といった根本的な問いにも丁寧に向き合います。
こんな課題を抱える方におすすめ
- 脆弱性管理を行っているが、リスクの「優先度」が見えず対応に迷っている方
- 攻撃対象領域(アタックサーフェス)の全体像がつかめていないと感じている方
- 経営層とのコミュニケーションに課題があり、レポート作成に時間を取られている方
- CVSSスコアや件数ベースの報告が形骸化し、成果が伝わりにくいと悩んでいる方
- より戦略的なセキュリティ運用を実現したいと考えている情シス・セキュリティ責任者の方
プログラム
15:00〜15:40 | Rapid7 CTO古川勝也が語る:脆弱性管理の限界と、次世代リスク管理へのシフト 本ウェビナーでは、従来の脆弱性管理にとどまらず、より戦略的な「エクスポージャー管理」への進化の道筋を解説します。Rapid7が蓄積してきた知見をもとに、実際の導入事例や成果指標(KPI)、さらに高度なフレームワークやダッシュボードの活用から得られた学びをご紹介します。脆弱性対策の現場で「何から手をつけるべきか」に悩む方、限られたリソースで最大限の効果を上げたいと考える方にとって、実践的なヒントが詰まったセッションです。攻撃者視点を取り入れた新しいリスク管理のアプローチが、貴社のセキュリティ運用を一段階引き上げる手助けとなるはずです。 ラピッドセブン・ジャパン株式会社 代表執行役社長 兼 最高技術責任者 古川 勝也 |
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セミナー概要
開催日時 | 2025年7月16日(水)15:00〜15:40 |
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形式 | オンラインセミナー |
参加費 | 無料 |
定員 | 50名 |
主催 | ラピッドセブン・ジャパン株式会社 |
お問い合わせ | info@rapid7.com |
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