メールシステム更改でセキュリティ対策や監査証跡対策を実現

ビッグローブ株式会社

メールシステム更改でセキュリティ対策や監査証跡対策を実現

ビッグローブは、メールシステムを独自開発のシステムからGmailとActive! gate SSなどの組み合わせに更改したことで、セキュリティ対策とコンプライアンス強化を実現した。

  • セキュリティ強化
  • 通信サービス業
  • 情報システム部門(運用系)
メールシステム更改でセキュリティ対策や監査証跡対策を実現

ビッグローブでは2017年、働き方改革を見据えて、独自に構築していたメールシステムを更改した。添付ファイルの自動暗号化、モバイルデバイスの利活用などを要件として検討し、GmailとActive! gate SS、Active! vault SSを組み合わせた構成を選択。設定した要件に加え、監査証跡としてメールアーカイブを利用できることで負担軽減も実現した。

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課題

 ビッグローブでは、2017年のテーマとしてメールシステムの更改をあげていた。従来は独自のメールサービスを構築していたため、誤送信防止のような新機能を追加するには開発コストが必要だった。添付ファイルの暗号化は各自が責任を持って作業していたが、カレンダーなど他サービスの利用が少ないことも課題だった。また、スマートフォンの普及で、外部のクラウドサービスやSNSで情報交換をする従業員がいることも課題だった。

解決方法

 メールシステムの更改では、複数の大手ITベンダーにRFP(要件定義書)を提出し、目的に合った提案を求めた。働き方改革に貢献できることに加え、添付ファイルを自動的に暗号化する機能も必須の条件にしたほか、社内で利用するIDやパスワードとの連携や、スマートフォンなどのモバイルデバイスの利活用も要件に入れた。ベンダーからの提案を比較し、GmailとActive! gate SSにActive! vault SSを組み合わせた構成を選択した。

効果

 添付ファイルの送信では、システムで自動暗号化することで社内ポリシーを順守できた。パスワードの運用では、受信先のポリシーに合せたルールを柔軟にカスタマイズできた。メールを監査証跡として利用する際のアーカイブの運用がITサービス部の大きな負担だったが、Active! vault SSは保存期間を選択でき、アーカイブデータを記憶メディアに移して送付するサービスも活用できた。今後は、誤送信防止などの機能提供も検討する。

事例概要

企業規模 中堅中小企業向け(101~1000名)
課題 セキュリティ強化
業種 通信サービス業
部署 情報システム部門(運用系)
地域 国内
導入年 2017年

提供企業・製品

導入製品名:クラウド型メールアーカイブサービス 「Active! vault SS」

提供企業:株式会社クオリティア

URL:http://activevault-ss.jp/