大分大学
メール統合でダウンロード時間が半減。パフォーマンスを大幅改善
メールサーバの乱立は、メールの遅延など、パフォーマンスを著しく低下させていた。サーバとドメインのスムーズな統合を実現するために、同大学が講じた「策」とは?
大分大学では、それぞれの学部や教員、事務職員、図書館のほか、工学部の学科単位ごとにドメインを構築し、それぞれ独立した12台ものメールサーバを運用。そのため、運用管理を担当する情報基盤センターにおいては、メールシステムの管理工数だけでも膨大に。パフォーマンスの低下も深刻であったことから、サーバとドメインの統合を実施した。
課題
12台ものメールサーバが乱立しているため、メールの配送経路は複雑化。1回の再送処理で全てを処理し切れず、その間もメールが次々と遅延する悪循環で、メーリングリストに投稿したメッセージが翌日に届くなど、パフォーマンスが著しく低下していた。また、メールシステムへのログインにおいては、サーバごとにドメインが異なるため、ログインIDはサブドメインを含めたメールアドレスの入力を余儀なくされるといった課題もあった。
解決方法
10台以上のメールサーバを集約し、学内のドメインを1つに統合。統合メールシステムには、国内で数多くの大学が導入/運用し、数万規模のアカウント数でも安定稼働しているというクオリティアのMailSuiteを採用した。アプライアンス製品も検討したが、パフォーマンスやストレージ容量が不足してきたときにスケールアップしやすく、柔軟な構成/カスタマイズを実現できて、価格面でも安価なMailSuiteに魅力を感じたという。
効果
12台のメールサーバが4台に集約され、大量のメールをPOPでダウンロードする時間が半減。SMTP配送についても以前のような遅延はほとんど発生せず、パフォーマンスは向上。冗長構成を実現し管理/運用工数も大幅に削減された。また10個以上のドメインが1つに統合されたことでユーザーの利便性も向上。LDAPによる統合認証も実現された。導入後にはクオリティアによる講習会も実施されたことで、問い合わせ対応も最小限に抑えられた。
事例概要
企業規模 | 企業規模問わず |
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課題 | 業務効率化 |
業種 | 教育業・学習支援業 |
部署 | 情報システム部門(運用系) |
地域 | 国内 |
導入年 | - |
提供企業・製品
導入製品名:アンチスパム+メールサーバの トータルソリューション MailSuite
提供企業:株式会社クオリティア
掲載日:2017/12/07
更新日:2024/01/17
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