豊田通商株式会社
300社を超えるグループ会社のエンドポイントのリスクを見える化
豊田通商株式会社では、世界中のグループ会社全体のセキュリティ強化のためにクラウド型のエンドポイント管理ツールを導入。セキュリティ運用を効率化した。
豊田通商株式会社では、グローバルで300を超える事業会社すべてでITガバナンスを推進している。そうした中で、新たにエンドポイントセキュリティ強化を行うためグローバルに対応した管理ツールを導入。PCなどに潜むセキュリティリスクをリアルタイムに可視化。運用負荷をかけずに改善すべきポイントの特定や対策の優先順位付けなどが実現した。
課題
豊田通商グループは、世界中に300超の事業会社が点在しており、その規模や人数、業態もさまざまで、グループ全体にITガバナンスを効かせることが難しい状況だった。導入しているソリューションも各社バラバラであったため、全体最適を図る必要があった。
同社では事業継続性の観点なども含めた新しいガイドラインを策定しグローバル共通ルール浸透のための対応や社内で利用する膨大なIT資産に伴う運用も煩雑であった。
解決方法
豊田通商は、グローバルIT統制推進活動として世界中に広がる各社のセキュリティ状況を見える化できる共通のクラウド型エンドポイント管理ツールを導入した。
ネットワークに依存せず、インターネット経由で管理でき、かつ事業会社ごとに複数のセキュリティレベルが設定可能である点、さらには大規模導入と多言語にも対応しているため、本社や各社の運用負荷を低減できることが導入の大きな決め手となった。
効果
エンドポイント管理ツールの導入後は、リアルタイムに正確なセキュリティ状況を把握することができ、IT環境の見える化が実現。これにより、古いOSのままのPCやプログラム未更新のPC、サポート切れソフトウェアを使っているPCなど、各社のセキュリティリスクを洗い出し改善につなげている。各地域の中核会社が状況を一元管理できるようになったため、各社で実施すべきことが明確化され、改善ポイントを絞った対策が可能になった。
事例概要
| 企業規模 | 企業規模問わず |
|---|---|
| 課題 | セキュリティ強化 |
| 業種 | 流通業・商社 |
| 部署 | 情報システム部門（運用系） |
| 地域 | 国内 |
| 導入年 | 2017年 |
提供企業・製品
導入製品名：PC Check Cloud
提供企業：クオリティソフト株式会社
掲載日：2020/10/01
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