
山梨県
IT資産管理を自動化、500時間のソフトインストールを半日に短縮
山梨県の総務部 総務課では情報システム基盤の構築にあたり、IT資産管理ソフトウェアを導入。そこでもたらされた業務効率化やセキュリティ向上といった効果をご紹介する。

山梨県では、Windowsのアップデートやパッチの適用、業務用ソフトの配布を適切かつ迅速に行うため、IT資産管理ソフトウェアを導入。PCへ個別にソフトをインストールすると全体で約500時間かかると試算されるところ、配布機能を活用することで半日程度で済むようになった。また、PC操作ログ取得機能を追加で導入し、ユーザー管理の強化も図った。
課題
山梨県では2003年に「電子自治体構築に向けての基本的方針」を策定。それを実現するにあたり、まず情報システム基盤の構築に取り組んだ。そのようななか、Windowsのアップデートやパッチの適用、業務用ソフトの配布を適切かつ迅速に行うことが課題であった。情報通信基盤の管理や運用を担う同県 総務部 情報政策課は、柔軟な対応が求められるシステム管理の現場で、業務を円滑に進めることのできるソフトウェアを求めていた。
解決方法
同部署は配布機能を持つIT資産管理ソフトウェアを導入することとし、選定を開始。目的や用途、ユーザー環境に応じて柔軟な配布や設定変更を自動で行える点などを重視して導入製品を決めた。2004年の導入後も、2009年、2014年、2019年の3回のバージョンアップを経て、現在まで同じ製品を利用し続けている。理由は権限代行によるサイレントインストールなどの「一歩踏み込んだ対応が可能」だからだという。
効果
担当者が手作業でソフトをインストールする際、PC1台に対して5分かかるとすると、管理対象のPC全ての対応を行う場合、準備や移動時間を含め約500時間かかるという。これがIT資産管理ソフトウェアの活用により、準備や確認を含めても全体で半日程度で済むようになった。また、同ソフトのPC操作ログ取得機能も追加で導入。これにより、ユーザー管理の強化を図り、セキュリティレベルの向上が実現できたという。
事例概要
企業規模 | 企業規模問わず |
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課題 | 業務効率化 |
業種 | 政府・官公庁・団体 |
部署 | 情報システム部門(運用系) |
地域 | 国内 |
導入年 | 2004年 |
提供企業・製品
導入製品名:IT資産管理ソフトウェア「PalletControl 9」
提供企業:株式会社JALインフォテック
掲載日:2020/11/09
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