大学内の不審な通信の原因特定を可能にし、多層防御体制を構築

信州大学

大学内の不審な通信の原因特定を可能にし、多層防御体制を構築

信州大学では、セキュリティ機能付きL2スイッチを導入することで学内PCネットワークの不審な通信の原因特定を可能にし、多層防御セキュリティ構築に寄与している。

  • セキュリティ強化
  • 教育業・学習支援業
  • 情報システム部門(運用系)
大学内の不審な通信の原因特定を可能にし、多層防御体制を構築

信州大学では教員用PCをつなぐネットワークから不審な通信が流れていたが、その原因を特定することができなかった。しかしセキュリティ機能付きL2スイッチを導入することで、その原因が特定できたほか、今後起こりうるウイルス感染の端末特定、感染拡大の対策が容易になり、同大学の多層防御セキュリティ構築に寄与している。

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課題

 信州大学では、ある時期に教員用PCをつなぐネットワークから不審な通信が流れており1つのポートがマルチキャストストーム(マルチキャスト・パケットがネットワーク上で繰り返し転送される現象)によって止まってしまい、こうした現象が学内のあちこちで発生していた。同大の通信環境はUTM製品、エンドポイントはアンチウイルスソフトが入っていたが、この現象の原因を特定することはできなかったという。

解決方法

 不審な通信の原因究明を行うために、信州大学では、セキュリティ機能を備えたL2スイッチを採用。同製品は管理画面から各PCの通信環境を可視化する機能を持ち、さらに不穏な通信を検知・遮断する機能を持つ。ウイルスを感染させないのでなく、感染したものを拡散させないという考え方も同大学の担当者は興味を持ったという。既存のL2スイッチから簡単な入れ替えで済むため、短時間で容易に設置できることも導入のハードルを下げた。

効果

 セキュリティ機能付きスイッチを導入したことで、信州大学では不審な通信の原因を突き止めることができた。また学生や教員がPCやUSBなどを持ち込むことが多いという大学特有のネットワークでは、端末の完全な制御は難しくウイルス感染の危険性が高い。この製品によって感染端末の特定・遮断が行えるようになり、多層防御体制を強化。また通信環境可視化機能はセキュリティレポート提出にも役立っているという。

事例概要

企業規模 企業規模問わず
課題 セキュリティ強化
業種 教育業・学習支援業
部署 情報システム部門(運用系)
地域 国内
導入年 -

提供企業・製品

導入製品名:TiFRONT‐セキュリティスイッチ

提供企業:株式会社パイオリンク

URL:https://www.piolink.co.jp/sec1/tifront.html