東京農工大学
感染端末を自動隔離。セキュリティ強化と同時に管理者負担も軽減
セキュリティ対策が後手に回ってしまうと、管理者の負担は膨大なものになる。逆にいえば、事後対策の仕組みをあらかじめ備えておけば、管理者の負担は大幅に軽減される。
東京農工大学は、標的型攻撃やマルウェアなどの脅威に対応するため、ネットワーク更新に合わせてセキュリティ強化を決断。アラクサラの「サイバー攻撃自動防御ソリューション」を導入した。これにより、学内ネットワークで利用するPC、タブレット、スマートフォンなどあらゆる端末のウイルス感染を素早く特定、隔離することが可能になった。
課題
同大学では、2011年に行われたネットワークの更改の際に検疫システムを導入。しかし、Windows 10が登場した2015年あたりから、検疫システムがOSのアップデートのタイミングと合わないことがあり、運用が難しくなってきた。さらに、2016年に仮想デスクトップを導入しBYODを全学で推進した結果、持ち込みのノートPCやタブレット、スマートフォンが増えてOSが多様化。検疫システムに対応しない機器の持ち込みが増加していた。
解決方法
学内に委員会を立ち上げて本格的なセキュリティ強化の検討に着手。自動防御を前提としたネットワークの仕様書を作成し、ソリューションの選定に取り掛かった。IP v6対応で、エージェントレスで利用でき、MACアドレス認証にも対応し、既存の検疫システムと遜色ないセキュリティレベルが維持できるとして、アラクサラのスイッチとトレンドマイクロのセキュリティ製品を組み合わせたサイバー攻撃自動防御ソリューションを採用した。
効果
従来の検疫システムでは対処できなかった端末や環境における自動防御が実現し、セキュリティレベルは大幅に向上。システム管理者の負担も軽減され、ユーザーへの啓発活動や脆弱性の分析など「先手の」セキュリティ対策に時間を割くことも可能に。またSINET5でつながっている大学や研究機関に対しても、同大学が原因となるセキュリティインシデントで影響を与える可能性は低くなり同大学への信頼度が高まることも期待されている。
事例概要
企業規模 | 大企業向け(1001名以上) |
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課題 | サイバー攻撃対策 |
業種 | 教育業・学習支援業 |
部署 | 情報システム部門(運用系) |
地域 | 国内 |
導入年 | 2017年 |
提供企業・製品
導入製品名:サイバー攻撃自動防御ソリューション
提供企業:アラクサラネットワークス株式会社
掲載日:2018/11/05
更新日:2019/01/29
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