マクドナルド
アプリケーションの帯域確保でキャッシュレス端末の処理を安定化
英国マクドナルドでは、キャッシュレス決済のキオスク端末に頻繁に障害が発生していたが、SD-WANによるアプリケーションと帯域の制御でシステムを安定稼働させた。
英国マクドナルドでは、販売自動化のためにキャッシュレス決済のキオスク端末を導入したが、ネットワーク障害によって、アプリケーションが稼働せず販売機会の損失が起こっていた。そこでSD-WANソリューションを導入し、よりビジネスに重要なアプリケーションを優先するように帯域の確保と制御を行うことでシステムの安定稼働を実現した。
課題
小売のデジタル化施策の1つとして、英国マクドナルドでは、販売の自動化を促進するためにキャッシュレス決済のためのキオスク端末を導入した。しかし、ネットワークの障害により、アプリケーションが稼働できずビジネスに多大な損失が発生する事態が起こった。
例えばネットワーク障害や遅延が頻発したことで決済が正常に処理できず、販売機会の損失だけでなく、消費者やフランチャイズは大きな不満を募らせていた。
解決方法
英国マクドナルドでは、SD-WANソリューションを導入し、より重要なアプリケーションを優先するように帯域を確保すると同時に、ビジネスに関連しないアプリケーションの解析及び制御を行い、よりビジネスに沿ったアプリケーションの帯域の制御を行うことにより解決を試みた。製品の選定では、アプリケーションの可視化とコントロールの機能を実際の評価環境で他社製品と比較し、優れたソリューションであると判断し採用した。
効果
重要なアプリケーションを定義し、それに基づいてトラフィックの優先順位付けを行い、キオスク支払い処理システムの安定稼働が実現。ネットワーク障害の原因特定も可能になり、帯域制御の自動化機能を使用して健全なネットワーク環境を構築することができた。
またネットワークを可視化、分析できたことで不明なトランザクションのスパイクが発生していることが判明し、ハッキングなどセキュリティ対策を進めるうえでも役立った。
事例概要
企業規模 | 企業規模問わず |
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課題 | 業務効率化 |
業種 | 小売業・卸売業 |
部署 | 情報システム部門(運用系) |
地域 | 海外 |
導入年 | - |
提供企業・製品
導入製品名:Ipanema SD-WAN
提供企業:InfoVista Japan株式会社
掲載日:2019/04/22
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