Linfiny Japan株式会社
PDFの機能を自社開発の端末に組み込み表示や注釈にSDK活用
PDFの編集機能は、さまざまな業務を効率化してくれる。自社が開発した電子ペーパー端末に高速なPDF手書き機能を導入し、スムーズな操作性を実現した事例を紹介する。
紙と同様に読み書きができる電子ペーパーの開発を行っていたLinfiny Japanでは、PDF手書き機能の実装を検討していた。しかし、使いやすい表示速度やモバイル対応といった条件に加え、メモリの使用量の制限や、ユーザーの使用する多種多様なPDFへの対応など、さまざまな課題への対処が必要であった。同社の選択した解決策とは?
事例概要
Linfiny Japanが製造する電子ペーパーは、液晶画面のようにバックライトを使うことなく、紙と同じく外からの光の反射によって視認できるため、目の負担が少なく、電磁波を出さず軽量である。同社では読むだけでなく書くことにも対応した電子ペーパーを開発するにあたり、紙と同様の手書きをデジタル化する方法を検討していた。
電子ペーパーの代表的なフォーマットであるPDFでは、手書き機能は「注釈」と呼ばれる周辺機能だが、同社ではそれを素早く動きスムーズに操作できる中心的な機能に変えることを目指した。メモリの使用量を抑え、モバイル機器である電子ペーパー端末に対応させるという要件もあった。これらに沿ってPDFのエンジンとなるソフトを選定し導入した。
さまざまな利用環境で生成されるPDFへの対応など、多くの課題を開発の過程でクリアし、使い勝手の良い製品が完成。多彩な機能を装備した電子ペーパーデバイスは、ペーパーレス化を促進したい企業や自治体からの需要も多く見込まれるという。
事例概要
企業規模 | 企業規模問わず |
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課題 | 業務のIT化 |
業種 | 製造業 |
部署 | 情報システム部門(開発系) |
地域 | 国内 |
導入年 | 2013年 |
提供企業・製品
導入製品名:Foxit PDF Editorシリーズ
提供企業:株式会社FoxitJapan
掲載日:2024/04/01
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