各種リーダーが一体化したモバイル端末で、看護業務が最適化

大阪警察病院

各種リーダーが一体化したモバイル端末で、看護業務が最適化

使いにくい三点認証システム、煩雑な電子カルテ入力業務が課題となっていた大阪警察病院。各種リーダーが一体化したモバイル端末を導入することで業務が大幅に効率化した。

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  • 医療業・福祉業
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各種リーダーが一体化したモバイル端末で、看護業務が最適化

電子カルテ用PCをワゴンに載せて、バーコードリーダーで三点認証するシステムを用いていた大阪警察病院。バーコード、二次元コード、NFCのリーダーが一体化したモバイル端末を導入することで、ワゴンによる騒音の解消や三点認証の徹底化を実現した。さらに患者の各種必要データが患者情報とひもづいて自動転送され、入力作業の効率化にもつながった。

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課題

 同院の看護師は従来、電子カルテと連携したPCをワゴンに載せてベッドサイドに赴き、バーコードリーダーで三点認証を行っていた。しかしワゴンを移動させるには病室や通路が狭く、夜中にはその移動音も問題になっていた。頻繁なバイタルサインデータの収集や、褥瘡(じょくそう)撮影で使われていた専用カメラの機能も含め、モバイル化を検討していたが、読み取り精度やレスポンス面で要件に合致する機器がなかなかなかった。

解決方法

 同院は、バーコード、二次元コードのリーダーに加え、NFCのリーダーも一体化したモバイル端末を導入した。三点認証の対象は、採血管、注射、輸血とした。

 同製品は、各種リーダー一体型のため、患者認証に引き続いて、体温や血圧、SpO2などのバイタルサインも機器から読み取り、電子カルテへ自動送信する。輸液ポンプ、人工呼吸器、生体モニターの使用状況を患者とひも付けて、電子カルテへ転送することも可能だ。

効果

 従来は有線のバーコードリーダーが届かないので、病室での患者認証ができないという事象が起きていたが、新製品導入後はそれが解消され、三点認証の実施率はほぼ100%になった。

 ワゴンを押して病室に入ることがなくなったため、夜間の騒音を気にせずに点滴交換などもできる。

 自動取得したバイタルサインや褥瘡画像など各種必要データが自動転送されるため、誤入力の防止や、記録作業の時間短縮につながった。

事例概要

企業規模 企業規模問わず
課題 業務効率化
業種 医療業・福祉業
部署 その他事業部門
地域 国内
導入年 2018年

提供企業・製品

導入製品名:AsReader

提供企業:株式会社アスタリスク

URL:https://asreader.jp/