
東ソー
専用カードからインターネット利用するツールの基盤で管理性向上
東ソーでは、専用のデータ通信カードなどを利用したリモートアクセス基盤に限界を感じたため、情報共有基盤を刷新し、管理効率の向上やサポート業務の負荷軽減を実現した。

総合化学メーカーの東ソーは、専用のデータ通信カードなどを利用して、全国の出向従業員への業務連絡を行っていた。しかし管理面などでの課題が多かったため、エリアビイジャパンの「SWANStor」を採用して、公衆インターネット網を利用したセキュリティ基盤を構築。ソフトウェア上での管理が可能になるなど負荷削減を実現した。
課題
東ソーでは、全国各地のグループ会社に出向している従業員への連絡に、イントラネットの掲示板などの情報サービスを利用していた。これらのサービスでは、専用のデータ通信カードや専用PCを配布し、専用ネットワークを経由して社内システムにアクセスさせる方式を採用していたが、台帳管理やユーザーサポートなど管理面での課題が多かった。また、グローバルに展開できる拡張性と管理の手間を軽減できる基盤の構築が急務だった。
解決方法
SSL VPNアプライアンスなどリモートアクセス用の各種サービスや製品を比較検証し、ファイアウォールにインバウンドのポートを空ける必要がなく、ユーザーのID/パスワードを安全に社内LANに格納できるセキュリティの高さを備えたSWANStorを利用することにした。RADIUSを利用した2重認証に代る方法として、携帯電話にワンタイムパスワードを発行して本人認証を行うアイディーエスのMITS OTPと連携させる仕組みを採用した。
効果
SWANStorとMITS OTPを連携させ、SWANStor Gatewayをはさんで2系統のSWANStor Serverを用意したことで、公開する情報の種類に基づいてセキュリティレベルを分ける仕組みを構築できた。また、通信カードを配布する手間のかかる管理方式から、ソフトウェア上での管理に全面的に置き換えられたうえ、ユーザーサポートでもハードウェアや通信回線部分を切り離して対応できるため、管理効率が大幅に向上し、サポート面での負荷も激減した。
事例概要
企業規模 | 大企業向け(1001名以上) |
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課題 | コミュニケーション最適化 |
業種 | 製造業 |
部署 | 情報システム部門(運用系) |
地域 | 国内 |
導入年 | 2008年 |
提供企業・製品
導入製品名:SWANStor
提供企業:エリアビイジャパン株式会社
掲載日:2018/11/05
更新日:2019/02/04
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