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UNIX

AT&Tのベル研究所が開発したマルチユーザ・マルチタスクOS。大学や研究所、教育機関などで広く使われるようになり、標準化が進められた。その結果、UNIX標準に準拠したUNIX系OSが数多く誕生している。UNIXは複数のコンポーネントから成っている。カーネル、開発環境、ライブラリなどがあり、ウィンドウシステムが登場する以前は「シェル」などのコマンドラインインタプリタが使われていた。

UNIXの基本機能とは?

UNIXの基本機能は以下のとおり。
●多数あるUNIX系OS
準拠OSが多数あり、有償の「商用UNIX」が多数存在。一方で「BSD」「Linux」を代表とするフリーなUNIXも多く存在する。なおLinuxはカーネル自体が完全オリジナル(GNUプロジェクトに従っている)なため、UNIXライクではあるが厳密に言えばUNIX系OSではない。

●商用UNIXはハードウェアと共に
商用UNIXとしてシェアの高い「Solaris」「HP-UX」「AIX」などは、それらに最適化されたサーバーハードウェアと共に提供される。それによって高性能で信頼性の高いUNIXサーバーが提供されている。

UNIXの導入メリットとは?

UNIX(ユニックス)の導入メリットは以下のとおり。
●RAS機能の高さ
RASとは、Reliability、Availability、Serviceabilityの頭文字を取ったもので、信頼性、可用性、保守性のことを指す。UNIXはサーバーOSの中でもRASが確保されたOSとして支持される。

●オープンUNIXで無償サーバーを
オープンソースなUNIXを利用することで、商用UNIXよりも格段に安くサーバーを構築することが可能。しかし全般的なパフォーマンスや、サポートなどに関しては商用UNIXにはかなわない。また企業レベルでのハードウェアの調達も考えた場合、やはり商用UNIXに軍配が上がるだろう。