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UNIXサーバ

UNIX系OSで稼働するように設計・製造されたサーバー。ベンダが独自開発している、いわゆる「商用UNIX」をOSとして採用し、そのOSに適した独自のアーキテクチャを採用していることが多い。

UNIXサーバの基本機能とは?

UNIXサーバーの基本機能は以下のとおり。
●OSには商用UNIXを採用
主な商用UNIXとしてオラクル「Solaris」、HP「HP-UX」、IBM「AIX」などが挙げられる。

●独自アーキテクチャを採用
ベンダはそれぞれが擁する商用UNIXに最適化された独自アーキテクチャを採用する。例として、「Solaris」には「SPARC」アーキテクチャ、「HP-UX」には「PA-RISC」「 IA-64」アーキテクチャ、「AIX」には「POWER」アーキテクチャと、それぞれ独自アーキテクチャが開発され、提供されている。

●筐体の形状はさまざま
「ラックマウント型」「タワー型(ペディスタル型)」「ブレード型」などさまざまな形状がある。データセンター用の製品は、専用のラックや電源、空調などを必要とするものが多い。筐体内の冷却は基本的には空冷だが、一部製品では水冷を採用することもある。

●信頼性・可用性・保守性
搭載する部品の信頼性はPCサーバーよりも高い。特定の部品で故障が発生した場合に備えて重要部品が冗長化されていたり、RAID機能が標準搭載されてたりして可用性も高くなっている。また、部品の診断や交換が短時間または無停止で行える高い保守性も備える。

UNIXサーバの導入メリットとは?

●信頼性の高さ
高機能で信頼性の高いハードウェアを利用できるうえ、商用UNIXはシステム的に安定したOSとして信頼できる。またサーバーOSを狙った不正アクセスにも強いとされている。
●仮想化技術
各ベンダのUNIXサーバーにはシステムリソースを細分化して最適化するための仮想化技術が提供されていて、サーバーを統合してシステムリソースを効率的に活用できる。
●サポートの厚さ
ベンダによる手厚い保守が受けられる。