マーベラス
ソーシャルゲームのつながらないを解消するシステム運用の奥の手
人気オンラインソーシャルゲーム「一騎当千 バーストファイト」のイベント発生時の「つながらない」を解決したハイブリッドクラウド基盤の正体とは?
オンラインソーシャルゲームを運営しているマーベラスは、人気タイトル「一騎当千 バーストファイト」の基盤を海外大手クラウドサービスから国産ハイブリッドクラウドへ移行した。高パフォーマンスなハイブリッドクラウド基盤を活用することで、サーバ台数の削減とコスト削減を実現し、ワンストップのMSPで運用負荷の低減も実現した。
課題
サービス開始から5年以上が経過し、ロングタイトルとなっている「一騎当千 バーストファイト」は海外クラウドで運用していたが、「I/O性能の向上」と「サービスレベルを確保しつつコストを下げていくのか」が課題となっていた。高スペックな基盤を活用したサーバ集約を検討し、ハイブリッドで専用環境を利用することでより確実なパフォーマンス設計ができると考え、基盤を変更する判断。新しいクラウド基盤の選定に踏み切った。
解決方法
新しいクラウド基盤にはI/O性能が高く、迅速で柔軟な対応を期待できる国内のクラウド基盤の採用を検討。別のオンラインゲームの基盤として既に使っており、安定稼働している実績がある国内のクラウド基盤を採用した。ハイブリッドクラウド構成が可能なので、より高い性能の担保とコスト圧縮を実現できる点も評価。さらに、ゲーム業界の運用を熟知したMSP事業者と連携したサービスによりインフラ基盤の運用負担の低減も図った。
効果
イベント時のサーバ台数を3~5割ほど削減できるなど、十分なコスト削減効果が得られた。オンラインゲームのパフォーマンスが向上してI/Oのボトルネックが解消され、イベント中に「つながりにくい」といったユーザーの声が減り、満足度向上が実現している。MSP対応も迅速に行われ、移行後の運用についても常に改善ができており、運用負荷の低減にも効果も出ている。事前に想定した効果が出せているので満足している。
事例概要
企業規模 | 中堅中小企業向け(101~1000名) |
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課題 | システムリプレース |
業種 | 通信サービス業 |
部署 | 情報システム部門(開発系) |
地域 | 国内 |
導入年 | - |
提供企業・製品
導入製品名:フリービットクラウド
提供企業:フリービット株式会社
掲載日:2018/11/05
更新日:2019/01/29
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