新日本検定協会
リストアに1.5日を要したストレージ環境を劇的に改善
高い可用性と信頼性を持ち、バックアップやリストアも簡便な操作で実施可能。国内外のさまざまな物流を検定する新日本検定協会の望むDR対策を実現した新ストレージとは?
国内外のさまざまな物流を検定する新日本検定協会では、予算の関係で重要データの入ったストレージのDR対策が十分に行えていなかった。同社は、自社の多岐にわたる要件に合致する、新しいストレージを選択。ストレージのシステム停止時間を最小限に抑えられ、バックアップやリストアも簡便な操作で実施できる環境を整えた。
課題
同社は国内外物流に関わる多くの重要データについて、2筐体でミラーリングを想定していたが、予算が折り合わず、実際には1筐体のみを使用し、データのバックアップはテープストレージを利用していた。そのため、ストレージ論理ボリュームの障害時には、復旧まで1.5日間もの期間を要し、その間業務の中断を余儀なくされた。同社は、ストレージのリストアやバックアップが簡便に操作できるソリューションを探していた。
解決方法
同社はストレージリプレースプロジェクトに着手。要件として、障害時の復旧を万全にするための可用性と信頼性の高さ、東京・大阪間でのD2D(Disk to Disk)バックアップが容易であること、運用管理の容易性、圧縮技術などによるディスクの効率的な利用、最適なコストなどを掲げた。結果、同社は、バックアップやレプリケーション機能が本体価格に含まれ、ボリューム単位でフェイルオーバー/フェイルバックが可能な新しいストレージを選択した。
効果
同製品は3P-RAID構成で、ディスク障害発生時も3本までデータの保護が行われ、さらに高い信頼性も担保しており、ストレージのシステム停止時間を最小限に抑えることできた。また、東京・大阪でストレージ筐体間でのD2Dバックアップが可能となり、さらに連携サービスの利用でバックアップやリストアの実施が容易になった。障害発生などの警告はプロアクティブに通知されるため、管理負担も軽減できたという。
事例概要
企業規模 | 中堅中小企業向け(101~1000名) |
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課題 | BCP・DR |
業種 | サービス業 |
部署 | 情報システム部門(運用系) |
地域 | 国内 |
導入年 | 2015年 |
提供企業・製品
導入製品名:ハイブリッド型ストレージ Nimble Storage
提供企業:アセンテック株式会社
掲載日:2018/11/05
更新日:2019/01/29
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