情報漏えい事故、「まさかうちの会社で」と気付くのは起きた後…

多くの企業では既に何らかの情報セキュリティ対策を講じているだろう。また、従業員がテレワークなど業務用PCを社外に持ち出す際は、紛失や盗難に十分注意しているはずだ。それでもシステムの脆弱性や心の隙をついて起きてしまう情報漏えい事故。企業は万が一情報漏えいが発生した場合にも被害を最小限に抑え、迅速な原因究明が行える体制作りを目指すべきだろう。

今回は、企業の情報漏えい対策を支援するセキュリティソリューションをまとめて紹介する。自社の大切な情報資産を守るための参考としていただきたい。

利用者にも管理者にも負担なくタブレットの盗難/紛失対策を実現

利用者にも管理者にも負担なくタブレットの盗難/紛失対策を実現

ウィンマジック・ジャパン株式会社

名古屋市において、高齢者などへ保健/医療/福祉サービスを提供する名古屋市療養サービス事業団。看護記録の電子化をはかるも、利便性の高いタブレットでは、セキュリティ面に不安が残った。そこで同事業団は、暗号化ソリューションと、ディスク暗号をクラウド上の管理サーバで代行管理してもらえるソリューションを導入した。

ネットワークフォレンジックサーバ 『NetEvidence Ax Ver.4.0』

株式会社オーク情報システム

全インターネット通信を記録・保存し、有事の際に漏えい源を追跡できるネットワークフォレンジックサーバ。メールの添付ファイルも掲示板の書込み内容も検索・確認できる。
ネットワーク経由での情報漏えいを防止。万一漏えいした場合にも、短時間に漏えい源や時期、範囲などを特定することが可能。

ファイル暗号化ソフト CyberCrypt Ver.5.1(Windows 11対応)

株式会社オーク情報システム

簡単操作のファイル単位の暗号化ソフト。監査や緊急時には企業で1つ所有する「マスターキー」で復号できる。
テレワーク等の働き方の多様化に伴う機密情報取り扱い強化のため、利用者に負担をかけることなく情報漏えいリスクを回避することができる。

IT資産の台帳ツール「iTAssetEye(アイティアセットアイ)」

NTTテクノクロス株式会社

「コロナ禍」や「働き方改革」によって、在宅勤務やサテライト勤務を取り入れる企業も増え、オフィスのIT資産だけでなく個人所有のPCやモバイル端末など、管理すべきIT資産も急速に広がっている。本製品は、多様なIT資産を正確かつ効率的に管理し、コンプライアンスや情報セキュリティの強化からIT資産の最適化までをサポートする。

SaaS型PC操作ログ管理「MylogStar Cloud」

株式会社ラネクシー

サーバー不要で導入作業や運用管理の大幅な工数削減を実現。PC操作ログ管理で業務を可視化し、情報漏えい対策や業務改善をサポートするクラウドサービス。

BitLocker運用管理ツール「PerfectWatch for BitLocker」

SCSK Minoriソリューションズ株式会社

Windowsの標準機能である「BitLocker」の運用管理を効率化し、セキュアな利用環境を実現する。クライアントの回復キーを一元管理でき、運用効率化、不正使用の防止を実現する。
利用環境にあわせてクラウド版とオンプレミス版を選べるため、低コストで使用可能だ。

IT資産台帳システム「PerfectWatch Advance」

SCSK Minoriソリューションズ株式会社

企業内のIT資産とサービスを一元管理し、資産管理業務をサポート。組織内で利用可能なクラウドサービスを事前に登録し、それを元にライセンスやサービスの管理台帳を登録することも可能。これにより効率的な管理プロセスを実現、脆弱性のあるクラウドサービスを知らずに使い続けるといったリスクも回避できる。

エンタープライズシングルサインオン 「Evidian Enterprise SSO」

EVIDIAN-BULL JAPAN株式会社

Windowsデスクトップ上に認証画面を表示する多様なアプリケーションに対し、アプリケーション側の修正なしにシングルサインオンを可能にする。
既存環境への影響を極力抑えつつシングルサインオンを導入でき、高度なセキュリティガバナンスを実現する。