事例

ヴイエムウェア株式会社

ヴイエムウェア株式会社

Osaka Metroの民営化による成長を加速、サーバ&ネットワーク全面仮想化の効果

2018年4月、大阪市高速電気軌道は民営化された大阪市内地下鉄の営業を始めた。同社は、民営化と同時に、ラックにして約30本という複雑な物理環境、さらにネットワークまで含めた全面的な仮想化に取り組んでいた。その成功の秘訣を聞いた。

要約

 「Osaka Metro」の愛称で知られる大阪市高速電気軌道は、民営化した2018年4月ごろまで物理サーバやネットワーク機器が約150台、ラックにして約30本という複雑な物理環境に苦しんでいた。システムの増強どころか、配線を1つ変えるだけも苦労する状況だったのだ。それが仮想化で一変した。

 メインシステムは4台のサーバに集約、ラックは将来的な拡張も見込んだ上で、7本に収まった。仮想化はネットワークにもおよび、民営化後の事業環境やビジネスニーズの急速な変化に対応できる柔軟性を確保できるようになった。これらの集約や効率化で削減したコストのおかげで、陳腐化していたセキュリティシステムも最新化されるなど、波及効果も大きい。

 全面的な仮想化に取り組むのは大きな挑戦となるが、その不安を取り払い、移行を決断させた要因は何だったのか。本資料では同社の担当者とともに、低運用負荷・安全性・柔軟性・拡張性を実現した仮想化プロジェクトのポイントを振り返る。

アンケート