熊谷組
基幹システムをクラウドへ移行して保守運用の負荷を約20%軽減
熊谷組では、基幹システムをクラウドへ移行したことで、サーバ機器の障害によるシステム停止がなくなった。機器の更新も不要になり、TCOを削減できた。
建設会社の熊谷組では、基幹システムの仮想サーバ環境をオンプレミスからクラウドサービスへ移行した。クラウドベンダーの保守サポートや、冗長構成での可用性向上により、サーバ機器の障害によるシステム停止がなくなった。機器の更新も不要になり、TCOを削減できた。保守運用業務の負荷は約20%軽減された。バックアップも短時間で行える。
課題
熊谷組では、基幹システムの仮想サーバ環境をオンプレミスで運用していたが、運用工数の増大や機器更新にかかるコスト構造の見直しが求められていた。バックアップにテープを用いていたためテープの交換・保管作業が発生していたほか、サーバ機器の障害が毎月起きていた。システム更改も数年ごとに発生していた。新しいアプリケーションを試験導入する際も、サーバ機器の購入やデータセンターへの搬入などが必要だった。
解決方法
そこで、仮想サーバ環境をクラウドサービスへ移行した。クラウドベンダーからサーバ機器の確実な保守サポートが受けられ、安定的なシステム運用が可能になった。クラウド上のサーバやネットワークはシステム構成を柔軟に設計できるため、システム構成の冗長化により可用性が高められた。また、クラウドサービスが提供する専有サーバと専有ストレージ環境により、既存のソフトウェアライセンスを継続利用できた。
効果
システム運用の安定化と可用性向上により、サーバ機器の障害によるシステム停止がなくなった。機器のライフサイクルに伴う更新作業も不要になり、TCOを削減できた。バックアップもオンラインで短時間に行える。情報システム部門の保守運用にかかる業務負荷は約20%軽減された。また、クラウドの管理ポータルで容易に仮想サーバを生成できるため、新しいアプリケーションの試験環境を1~2日で構築できるようになった。
事例概要
企業規模 | 大企業向け(1001名以上) |
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課題 | クラウドへのシステム移行 |
業種 | その他業種 |
部署 | 情報システム部門(運用系) |
地域 | 国内 |
導入年 | 2016年 |
提供企業・製品
導入製品名:エンタープライズクラウド「ホワイトクラウド ASPIRE」
提供企業:ソフトバンク株式会社
掲載日:2019/07/22
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