米国Yahoo!
1日3000万の添付ファイルをダウンロードせずにブラウザ上で確認
米国Yahoo! Mailでは、毎日約3000万もの添付ファイルが行き交っている。利便性向上のため、メーラー上でのプレビュー機能追加を決めた同社が選んだビュワーとは?
米国Yahoo! Mailでは、自社メールサービスのさらなる質の向上のため、ユーザーが受信した添付ファイルを、ダウンロードするまえにプレビューできる機能の追加を決定。同社は、300種類以上のファイルをブラウザで表示することができるほか、さまざまな利便性を兼ね備えたビュワーを採用し、その計画を実現した。
課題
米国Yahoo! Mailで扱うメール添付ファイル数は、1日あたり約3000万個。これまで、PDFファイルやMicrosoft Officeドキュメントファイルに代表されるさまざな添付ファイルの中身は、ユーザーの要不要を問わず、ダウンロードした後にしか確認できない作りになっていた。そこで同社は、ユーザーが自分の受信トレイ内で添付ファイルの内容を閲覧できるように、機能強化したいと考えた。
解決方法
同社はこの問題へのソリューションとして、クラウド型ビュワーを既存システムに導入した。
同製品は、300種類以上のファイル形式に対応し、ユーザーのPCに対応ソフトウェアがなくてもブラウザ上で表示可能なほか、高精度のSVG形式によるファイル表示、APIで任意の言語を用いての他アプリケーションとの統合、アノテーション(注釈)機能と墨消し機能、検索/セキリュリティ機能など魅力的な機能を兼ね備えていた。
効果
メーラーの機能強化により、受信トレイ内で添付ファイルが確認できるようになった。メール本文と添付ファイルの内容とは、1画面上で分割表示することも可能で、視認性も向上した。
ユーザーは、自身のPCに添付ファイルの形式に対応するアプリケーションがインストールされていなくても、ビュワーの対応する形式であれば添付ファイルを開くことができ、必要だと判断したファイルだけをダウンロードすれば済むようになった。
事例概要
企業規模 | 企業規模問わず |
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課題 | 業務効率化 |
業種 | 情報サービス業 |
部署 | 情報システム部門(開発系) |
地域 | 海外 |
導入年 | - |
提供企業・製品
導入製品名:多機能・高精細ビューイングエンジン PrizmDoc
提供企業:株式会社ラネクシー
掲載日:2023/12/25
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