Arch Re Facultative
再保険会社が顧客に必要な情報を提供するポータルを新構築
Arch Re Facultativeはアプリケーション開発プラットフォームを用い、再保険プログラム作成に必要な情報を顧客に提供するためのWebベースのポータルを迅速に構築した。
北米にて不動産の再保険事業を手掛けるArch Re Facultativeでは、外部保険業者の求める、適正価格の自動検証と再見積もりの実行、また自社のビジネス要件とニーズの変化に対する柔軟なサポートを実現するため、新システムを構築。各種プロセスが迅速化され、アクティビティー概要が外部保険業者にリアルタイム通知されるポータルを確立した。
課題
再保険事業には、複雑なルールと意思決定のワークフローに基づいた、相当量の情報プロセスが存在する。顧客である外部保険業者は、適正価格の自動検証と再見積もりの実行、また自社のビジネス要件とニーズの変化に対する柔軟なサポートを求めていた。Arch Re Facultativeからの提案を検討する前段階で、外部保険業者が自社の契約のリスクを報告できるような効率的な仕組みを持つ、システムの構築が必要だった。
解決方法
Arch Re Facultativeは、顧客ごとにカスタマイズ可能なWebベースの再保険ポータルを構築することにした。ビジネスを差別化するために必要なアプリケーションを構築するにあたり、クラウドのアプリケーション開発プラットフォームを利用。これによって作成した「プログラムポータル」と呼ばれるアプリケーションにより、各保険業者は独自の特性と価格構成に基づいて、迅速かつ簡単に再保険プログラムの作成が可能になった。
効果
新ポータルは、外部保険業者に対し新しいリスク予測を簡単に表示、リスクが契約条件に適合すれば価格が即座に算出される。契約の条件を満たさないリスクは、手動によるレビューと特別受諾が必要となり別表示されるなど、クライアント提出プロセスや製本プロセスも迅速化された。
また、外部保険業者らにボーダラインや保留中タスク、アクティビティー概要などを、オンラインダッシュボードでリアルタイムに提供する機能もある。
事例概要
企業規模 | 企業規模問わず |
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課題 | 業務自動化 |
業種 | 金融業・保険業 |
部署 | その他管理部門 |
地域 | 海外 |
導入年 | - |
提供企業・製品
導入製品名:Mendix
提供企業:株式会社ビルドシステム
掲載日:2018/11/09
更新日:2019/02/08
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