江部松商事株式会社
ローコード開発とAI-OCRの活用で入力作業時間を50%削減
伝票やFAXなどの紙書類のシステム入力は、できることなら自動化したい作業の1つではないだろうか。そこでローコード開発を利用した業務効率化の事例を紹介しよう。
新潟県を拠点に事業を展開する調理道具の総合商社・江部松商事では、1日に数千から1万以上の注文を受け付けており、全体の7割がFAXによる注文だった。そのため、人の手による販売管理システムへの受注入力作業には多くの人数と時間がかかっており、早急なシステム化が求められた。同社が劇的な工数削減に至った取り組みを紹介する。
事例概要
江部松商事は、全国に4000件の販売パートナーを持ち、1日あたり数千件からピーク時には1万以上もの注文を受けていた。そのうちデータとして届く注文は約3割で、残りの7割はFAXとなっていた。
従業員はFAXイメージをモニターで見ながら別画面の販売管理システムに手入力しており、その作業を12人で5時間かけて行っていた。さらに受注伝票を印刷し、10人が3時間かけてチェックしており、それらトータルで1日あたり90人時の作業工数が発生していた。
こうした入力作業を削減すべく同社では、ローコード開発ツールで作成した販売管理システムに、AI-OCRを組み込むことを決定。システム開発には受注入力の担当者も立ち会って、開発会社とともにその場でアイデアを出し、ローコード開発の利点を生かしてシステムに素早く反映させながら進めていった。
既存の販売管理システムとAI-OCRを連携させたことで入力作業が激減。入力作業時間も半分以下に減らすことに成功した。
事例概要
企業規模 | 企業規模問わず |
---|---|
課題 | 業務効率化 |
業種 | 流通業・商社 |
部署 | 情報システム部門(運用系) |
地域 | 国内 |
導入年 | - |
提供企業・製品
導入製品名:Magic xpa Application Platform
提供企業:マジックソフトウェア・ジャパン株式会社
掲載日:2024/07/06
掲載内容は掲載日、更新日時点のものです。変更となる場合がございますのでご了承下さい。